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    第弐話 風の理への応援コメント

    熊の凶暴さを語る胡蝶姐さんの口調には、単なる恐怖だけでなく、自然に対する畏敬の念が感じられ、その語り口の艶っぽさと凄みのバランスが絶妙です。

    外の冷たい川風と、お座敷の温かいお酒の対比が鮮明で、読んでいるこちらも胡蝶姐さんの前に座り、徳利を勧められているような贅沢な気分になりました😍

    また、三味線の糸を「ぺん」と一音だけ弾く演出は、素晴らしいですね。

    その一音によって、それまで語られていた「獣の話」が、一瞬にして「人情話」へと接続され、座敷の空気がきりと引き締まる緊張感がリアルに伝わってきました。

    作者からの返信

    うろなめゆ様

    このたびもご感想を賜り、誠にありがとうござんす。

    熊という獣への恐れだけではなく、自然そのものへの畏れを感じ取っていただけたこと、嬉しく拝読いたしやした。

    昔から山に生きる者は、獣をただ恐れるだけではなく、自然の理の中で生きてきたもの。その空気が少しでも伝わっていたのでしたら幸いにござんす。

    また、お座敷の酒の温もりと外の川風との対比、そして三味線の一音にまでお言葉をいただき、恐縮しておりやす。

    あの「ぺん」という一音は、仰る通り、獣の話から人の話へと移る節目として置いたものでござんした。

    そこまで細やかに読み取っていただけることは、書き手にとって何よりの励みでござんす。

    温かいご感想をありがとうござんした。
    これからも胡蝶の夜話にお付き合いいただけましたら嬉しゅうございやす。

  • 第壱話 川風にほどける灯への応援コメント

    胡蝶姐さんの先導で夜の舟に乗っているかのような心地よさがあり、櫓の音や川面のさざめきが耳元に届くようです😌

    華やかな過去を懐かしみつつも、寂しさに溺れるのではなく「それもまた風情」と受け止める胡蝶姐さんの大人の余裕と、どこか切ない哀愁が、江戸の夜闇に美しく溶け込んでいて胸に深く沁み入りました。

    視覚と聴覚、そして色彩のコントラストの描写がとにかく素晴らしいですね。

    冒頭の「墨黒の小紋」「金茶の博多帯」「銀の月」という胡蝶姐さんの装いの描写だけで、一瞬にして「辰巳の女」の粋で洗練された佇まいが鮮明に浮かび上がります。

    また、中盤から終盤にかけての、かつての三味線の賑やかな「音」の記憶から、現在の静かな「櫓の音」へと引き戻される静と動の演出が見事でした😍

    言葉にしきれない心の揺れを、帯の柄や月の光といった「物」や「景色」に託して語らせる『引き算の美学』に、深川三花様の高い筆力を感じ、私もとても勉強になりました🤔

    作者からの返信

    うろなめゆ様

    このたびは温かなお言葉を賜り、誠にありがとうござんす。

    夜舟に揺られているような心地と仰っていただき、深川の川風や櫓の音が少しでもお届けできたのでしたら、書き手としてこれほど嬉しいことはございやせん。

    胡蝶という女は、過ぎた華やぎを懐かしみながらも、それを嘆くより「それもまた風情」と受け止める女であってほしいと思いながら綴っておりやすので、その哀愁や心持ちを感じ取っていただけたことに深く感謝いたしやす。

    また、着物や帯、月の光にまで目を留めていただき恐縮至極にござんす。

    江戸の女は言葉だけではなく、装いや仕草にも心を映すもの。そんな空気を汲み取っていただけたこと、大変嬉しく存じやす。

    丁寧にお読みくださり、本当にありがとうござんした。

  • 第十話 霜月雷夜への応援コメント

    この一言につきるなあ。

    渋い。

    作者からの返信

    桃島のお方様、"渋い"、でござんすか――ありがてぇお言葉を頂戴いたしやした。

    派手さはござんせんが、じわりと沁みるような噺をと心掛けておりやすゆえ、そう言っていただけるのは何よりの褒め言葉でござんす。

    またお目に留まりました折には、どうぞふらりとお立ち寄りくだせぇ。
    深川の川風とともに、お待ちしておりやす。

    ――胡蝶