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  • いじめを扱った物語ですが、単純な被害者と加害者の図式に収めず、相手への嫉妬や苛立ち、羨望、自分をよく見せたい気持ちまで、高校生の未熟で生々しい感情が描かれていると感じました。

    読み終えてからタイトルを見返すと、「嘘」とは単なる偽りではなく、傷ついた自分を守り、生き延びるために必要だったもの。それでも、いつかは本当の自分の言葉で、誰かと向き合わなければならない。樹里と志乃、それぞれが抱えていた「神様」の意味が重なり、最後にはタイトルそのものが、現実に立ち向かう強さと本当の絆を手にした二人の再出発を応援しているようにも思えました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    長いお話であるにも関わらず、すごく読み込んでくださり、感無量です。

    いじめをきちんと書くとその解決や構造は難しいものと思います。被害者と加害者が急きょ入れ替わる、主人公がいじめのターゲットになりますが、主人公に非が一切なかったかといえばそうとも言えません。いじめの難しさをリアルにとらえて、かつエンタメ作品として解決不能すぎない程度にデフォルメして描く。挑戦作でした。高校生の生き方を生々しく描きつつ、かつ希望あるエンディングにできていれば幸いです。