港町の私設図書館・月窓館。ある夜、誰も乗っていないはずの手動昇降機が、地下から静かに動き始める。その出来事をきっかけに、司書・汐里は普段は立ち入ることのない地下書庫へ足を踏み入れる。そこには、古い本や町の記憶、そして誰も語ろうとしない館の秘密が静かに眠っていた。満月の夜にだけ揺れる灯が照らすものとは――。静かな館を舞台に描く、幻想ミステリー「月窓館シリーズ」第二作。
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