【第2部】 ワイルド・ブラッド(牙を剥く世界)
第1章 サンセット・ブラッド
0 月
月が綺麗な夜だった。
海山双葉は、夜道を走っていた。
「はぁはぁはぁ、双葉の姿なら血は吸えまい!」
追いかけていた、<吸血少年>がなげく。
「なぜだ少年、なぜそこまでオレをこばむ?」
「うるさい!
吸血鬼ばすたぁぁあ! 2!!!」
「……は??」
目を覚ますと,そこは赤羽牙の家だった。
海山若木は、かけられたコウモリ柄の、紫色のブランケットを外し、辺りを見回した。
「あれ、オレ。寝てた?」
キッチンでお皿を洗っていた女性が振り返る。
「ごめんね、せっかく遊びにきてくれたのに、君が寝てる間に夜になっちゃって、弟がハントにいっちゃって」
若木がリビングのソファから立ち上がる。
メガネをかけた地味な感じの彼女。長い髪を二つ結びにし、垢抜けないロングスカートを穿いている。
しかし、よく見ると、牙の姉だけあって、かわいい顔をしている。
「ハント?」
「あ、血を吸いに行っちゃって…」
「‼︎」
そう――彼女の名前は、赤羽
牙の正真正銘の姉であった。
─────────────────
0の最後まで読んでいただきありがとうございます!
他の小説やイラストはこちらの、noteの【全作品ガイド】にまとめていますので、ぜひ遊びに来てくださいね!
https://note.com/usagisantoka/n/nd6ed8b4f5deb
※URLのタップや、右クリックで、
リンクにならない場合は、お手数ですがURLをコピーしてブラウザで開いていただくか、noteで「うさぎさん ポータル」と検索いただければ幸いです!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます