先日、登録されたばかりのカピバラさんの唯一のお作です。
舞台は、とある中学校なのですが、これが「いつの時代だ?」と思うほど家父長権的です。男子は全員坊主で毎日グラウンドで相撲、女子は男を立てた立ち居振る舞いが最も大事、という教育方針で運営されており、もちろん生徒それぞれに疑問を持ちつつ、日々の生活を送っています。
黙々と相撲に励む者、意義が見いだせず不登校になる者、男女の役割固定化に疑問を持つ者、そういった中学生男女の心の内側や移ろいが細やかに描写されており、読み手の心に訴えかけてくる良作だと思います。登場人物それぞれに個性の違いがあり、群像劇のような雰囲気もありますね。
感銘を受けました。
これはお勧めです。