言わずと知れた作者の描く 恋愛モノ は
実に 骨太 なのだ。
それが作品の屋台骨となり、描く大地が強く
大きく様々な世界へと羽ばたいて行く。
…そんな事を改めて思い知らされるこの
長タイトルの物語は、なる程『恋愛』ではなく
『異世界ファンタジー』の括りになっている。
いや寧ろ『人間ドラマ』『ミステリー』更に
『歴史』タグが付いても良いと思う程に。
一見、端的に見えて実はとても巧緻に
色んなモノを内包している。
それがこの作者の物凄いところ。
さて、このタレニウム公国。生馬の目を抜く
戦乱の世に在ってその存在自体が覚束ない
弱小国だったが、資源を有する事から
独立を果たした経緯があった。大国に囲まれ
理不尽な要求を突きつけられるが、
美しい長女を人質に出す事で何とか躱し
切り抜けるも…何者かの襲撃によりそれが
新たな火種となって一触即発。王は心労にて
崩御。その後を継いだのが次女
フレイア、主人公である。
このフレイア姫、何とか国を守らんとして
隣国メンフィスへと援助を乞う使者を送るが
メンフィスから来たのは何と!彼女と
結婚する前提の第四王子、ウェイドだった。
この二人のやり取りに笑うも良し、ドキドキ
するも応援するも良し。決して単なる王侯
子女ではないこのコンビは、反発しながらも
絆と信頼を深めて行く。
ワクワクしない方が無理。
そして様々な社会問題は、こんな異世界の
国々にまで蔓延っているけれど。
彼らの政治は果たしてタレニウムや周辺の
国々に如何なる影響を及ぼして行くのか。
かつてない程の物語を、是非!
この作品は、滅亡の危機に瀕した小国「タレニウム公国」を救うため、急遽大公代理となったフレイアが、冷徹な大国との「政略結婚」という過酷な手段をカードに、窮地を切り抜けていく本格戦記・外交ファンタジーです。
冒頭から読み応え抜群で息もできないほど素晴らしく、続きを、はよはよと待つほど素晴らしい作品でもあります。
最大の魅力は、手に汗握るリアルな政治劇と主人公フレイアの圧倒的な覚悟です。
ただ守られるだけのヒロインではなく、己の婚姻すらも「国を救うための武器」として冷徹に計算し、大国の権力者たちと渡り合っていく彼女の知略と芯の強さがとにかく爽快なんです。
その上に、相手のウェイドが男らしくて魅力的で、こんな男がいたら即恋でしょう。
作品では甘いロマンスに終始せず、国家間の利害関係、戦況のリアルな駆け引きが丁寧に描かれており、戦記物としての読み応えも抜群です。
絶望的な状況から、彼女がどうやって国を守り抜き、そして冷酷な婚姻の先にどんな未来を掴むのか。ページをめくる手が止まらなくなる、骨太な救国ファンタジーとして一推しの作品です!
どうぞお読みください。
国の一大事に重責を一身で受ける大公代理フレイア。
しかし現状、絶体絶命の大ピンチ。あとできることといったら我が身を差し出して手打ちにしてもらうことくらい。そばついて来てくれた近衛たちだけでも救いたい——と、粉塵の中で辞世の句でも読み上げそうな雰囲気の中、隣国の王子が突然現れて……。
宰相の手腕で連れて来た隣国王子ウェイド。彼への誘い文句は「大公の父にならないか?」。フレイアと結婚し、二人の間に出来た子を大公にするのを条件に援軍を引き連れて来た王子と、フレイアは急遽結婚してピンチを脱する。
しかしこの男、子作りのことしか考えてない軽薄そうな王子。見た目が良いからよけいに怪しい。警戒してしかるべき! ……かと思いきや。
そんな薄っぺらい男ではないことが徐々にわかってくる。でも、すぐにはほだされないフレイア。彼女の過酷な立場を思えば当然かもしれない。ツンツンしまくって一向に甘いムードにならないけれど、ウェイド王子はめげない。タフ。甲斐甲斐しい行動でフレイアの心を開こうと積極的だ。あとしっかり芯のある男だからカッコイイ。子作りの話しかしないのかと思ったけど、ぜんぜんそんなことない。突っぱねる時は突っぱねることもできる、引くことのできる男だ。
一方、攻めてきている国の兵と王は屑も屑の、どクズ野郎どもばかり。稀にちょっとマシかなという人もいるけど、基本クズ。読んでいて、「え、まさかそんなことはしてないよね。さすがにそこまでは……してやがった!!(憤怒)」ってエピソードも挟まれるので、けっこうシビアな展開も。
それでもウェイド王子が頼りになるので、ほんとフレイア良かったね、これまで一人で頑張ったもんね(泣)となる。ちょっと小姑みたいなものついて来ている王子だけれど、戦闘に政治、ロマンス展開もばっちりの作品です。
他国からの進行を受け、窮地に陥るタレニウム公国。
さらに、国の代表である大公は心労がたたって亡くなり、いよいよ絶体絶命の事態に。
そんな中国を守るために奮闘するのは、大公の次女であるフレイアでした。
女性では大公の地位を継ぐことができないため大公代理という立場ではありますが、兵を率いて必死に戦います。
とはいえそもそもの戦力が違うため劣勢に立たされるのですが、そんな中彼女のもとに現れたのは、他国の王子ウェイドでした。
戦いの最中であるにもかかわらず、「さあ! 俺と結婚しよう!」と突然の求婚。
そりゃあね、大公の娘と王子ですから、国と国との繋がりを考えれば結婚するメリットは大いにあります。
しかしそれでも、こんな場でするのはいくらなんでも常識外れでは。
なんて考えは、彼の魅力の前にはすぐに吹っ飛びます。正確には、彼の引き連れてきた500の兵の魅力かもしれませんけど。
とにかく、大きな味方を得たフレイアたちはこれから反撃をしていくわけですが、おかしな状況とはいえ、ウェイドは仮にも夫となった相手。果たして夫婦となれるのか?
あと、この話を読んで思ったのが、女性の地位がとにかく低い!
女性であるフレイアが跡継ぎになれないのはもちろん、敵からは女なんぞと侮られ、侵攻された村の女性たちは酷いことをされる。
ただし、そんな彼女たちが被害者のまま終わったりはしません。誰かに助けられるというのも違います。このままでなるものかと自らの足で立ち上がり、前に進んでいく。そんな強さを持っているのです。
国も、そこで生きる女性たちも、下劣な奴らの押し付けてくる理不尽には決して負けない。
彼女たちの生き様をご覧下さい!
大国、セルジュ王国の侵攻を受けていたタレニウム公国。
心労が重なり倒れた大公に代わり、娘のフレイアが軍を率いて戦いますが……。
戦力差は大きく、タレニウムが劣勢。
そんな時手を差し伸べてくれたのが、隣国の第四王子である、ウェイドでした。
いきなりやってくるなり、「俺と結婚しよう!」と言い出すウェイド。
コイツなに言ってんだと思うも、彼と結婚すればもれなく、たくさんの兵がついてくる。
戦力欲しさに、婚約を結ぶフレイア!
そんな理由で、結婚していいのかって思います?
全ては国を守るためです。それに意外と、フレイアとウェイドの相性は悪くないのです。
話を読んでて感じたのが、フレイアの気高さ。
劣勢だろうと常に凛とした態度で兵を指揮し、セルジュ王国の侵攻で苦しめられた人達がいたら、迎え入れてくれます。
それでも女性が大公代理ということで、蔑む輩もいるのですけど……。
そんなやつらは、結果を出してねじ伏せてやりましょう!
国のために戦う気高きフレイアと、婚約者ウェイドの活躍を、ご覧ください。
美しい姉と比較され、不美人だと噂されるフレイア姫。
けれども、姉が暴漢に襲われ、大公であった父が亡くなった時、国を背負って立ったのは、まだ若い彼女だった……。
故国を蹂躙するセジェル王国に対し、奇策を用いて対抗するフレイアがとても格好いいです!
そんなフレイアに、とある思惑から求婚するメンフィス王国の王子・ウェイドもとてもいい男!
二人のやりとりを見ていると、「早く戦争が終わって二人で気兼ねなくいちゃいちゃできたらいいのに……っ!」と思わずにはいられません( *´艸`)
戦争を扱っているだけに、途中、つらく苦しいシーンも出てきますが、フレイアとウェイドの二人に魅せられた方は、ぜひ最後まで追いかけていただけたらと思います……っ!(*´▽`*)
こちらの作者様、『強い女性』を書かせたら天下一品でございます!
じゃあ、お相手は弱い男なのか?というとそういうわけでもありません。いや、そりゃあ出て来ますよ?(頭の)弱い(愚かな)男とか。ただ、それがヒロインのお相手にはならないだけで。
とにかく青嵐さんの新作となると、まずふんわり期待してしまうのが、「今回のヒロインはどれだけ強いんだろう」という点。
今回のヒロイン、大公『代理』であるフレイアも、こちらのそんな期待にしっかりと応えてくれるほどの強い女性でございます!ありがとうございます!!
フレイアは、対外的には『醜女』と噂されている女性です。とりあえずそんな奴らは一列に並べて端から順番に平手打ちをかましてやりたいのですが、ちょっと一旦我慢しておきましょう。温情です。
もちろんフレイアは強くてカッコいいだけではなく、美しい女性です。何らかの『欲目フィルター』がかかっているとか、そういうの抜きにして、本当に美しい女性なのです。が、彼女のお姉様がその上を行く美女だったのです。ただそれだけのことで、姉と比較された結果、というわけで。
ですが、何度も言いましょう、フレイアは美しい女性です。その上、賢い!女も惚れる女!それがフレイアです!
突然やって来た隣国の第四王子・ウェイドもぞっこんです。
この第四王子もですね、なかなかの癖つよキャラです。ヒロインが強いということは、こっちの王子は弱弱か?と思われたかもしれませんが、違います。こっちもこっちで(ある意味)強い。いや、実際問題、剣の腕も確かですし、強いのですが、なんていうか、精神的にすんごいタフ。
美しくて強いヒロイン×剣も強くて心も強い美形ヒーロー
これ何だ?
欲張りセットすぎんかな?
何?いまならザマァもついて来るって?
ちょっと青嵐さん今回も欲張りすぎやしませんか?
手に汗握る展開もありつつ、ウェイド!ステイ(良いぞもっとやれ)!!と笑う場面もありつつ、「ねぇいまどんな気持ち?どんな気持ち?」と指をさしてぐるぐる嘲り笑うシーンもあります!今回もご用意されております!!ご安心ください!どのシーンも楽しめます!!
強い女性が好きな方!
強い女性が(ちょっと)デレるところにギュッと来る癖を持ちの方!(私ですね)
ぜひとも!ぜひとも!!