SNSは、人と人をつなぐために生まれたものだと思っていました。ですがこの作品を観て、その“つながり”が時に人を追い詰めてしまうこともあるのだと感じました。
数字が動くことでしか、自分の存在を確かめられなくなる主人公。「いいね」が増えるほど、言葉は軽くなり、本当に届けたい相手には、なかなか届かなくなっていきます。
この物語が印象的なのは、決して遠い世界の話ではないと感じさせられる点です。誰かを励ます投稿も、誰かを傷つけてしまう言葉も、同じ仕組みの中にあるのだと思わされました。
「あなたの言葉は、誰に届いていますか?」そんな問いを、やさしく、でも確かに投げかけてくる作品です。
バズではなく、たった一人に届く言葉の大切さを、あらためて考えさせてくれました。