第7話 色欲の悪魔
遠くの方から大きな城壁が見えてくる。
「あれがここら辺では一番大きい町シュレインだよ」
「はぁ~、杖の上に乗れないと、こんなにも大変だなんて」
俺達は門の前まで来てやっと入れると思ったが門番の騎士に止められる
「待て、通行料を払え」
「(通行料いるのかよ)」
「分かりました。三人分の通行料です、どうぞ」
ヴェリタスの金によって入る事がなんとか出来た。
「ヴェリタスその金どこに隠し持ってたんだ?」
「普通に魔法で作っただけだよ」
「さらっと凄い事言うね」
エシルの案内で、この町のギルドに案内される。
全員囚人だったので冒険者証を没収されたため作り直さなければ、ならないからだ。
冒険者証作り直し、この町の宿に着いた俺達はそれぞれの部屋で休んでいた。
「姐さん悪魔の事ヴェリタスに聞かないんですか?」
「やべ、忘れてた聞かなきゃ」
ヴェリタスの部屋の前まで来た俺はドアをノックする。
「おい、ヴェリタス入ってもいいかー?」
「良いですよー」
「で?なんの用ですか?」
「実は聞きたいことがあるんだけど...」
「悪魔についてですか」
ヴェリタスは心読んで聞きたい事を当てた。
「そうだなんか知らないか?」
「知ってますよ7柱全員」
「なら教えてくれ」
「どうしよっかなー語尾に、にゃん付けて可愛くお願いしてくれたら良いよ」
「(コイツ心が読めるからどうせもう俺が男って知った上で...)」
ヴェリタスは、ニヤニヤと笑いながらこちらを見ている。
「悪魔の情報お......教えてくれませんか......にゃん......」
ダメだ、これ恥ずすぎるもう絶対こんな事やんねぇ。
「姐さんまじでやるんすね......」
やばい......あのギャリスですら引いてる......本当に耐えられない。
「てか姐さん、ヴェリタス鼻血出して気絶してますけど」
「おい! やったんだから早く教えろ」
俺はヴェリタスの体を大きく揺らして起こす。
「ごめんごめん、可愛すぎて不老不死だけど死ぬかと思った」
「そうだね、まずは色欲のルイスからかなぁ」
「コイツは良く人絡むのが好きで、人の多い場所に良くいるイメージだね」
「私も何回か会った事あるけど別になんもせずに俗世を堪能してたから放置してたんだよねー強さ的には、この中で一番弱いけど普通に旧魔王軍の幹部と強さ的には同じくらいだから気を付けてねー」
「おい! それだけかよ! あんなに頑張ったんだから他の悪魔の情報も教えろよ」
「嫌だよ! そんな事したら君は、私に可愛くお願いする必要がなくなってしまうだろ!」
「それに、全部教えた所で君は混乱するだけだろ、ならまずは一体だけ教えてコイツを殺したら次の悪魔も教えるそしたらwinwinだろ」
「winwinじゃねぇよ! 一つでも多くの悪魔情報を知っておくべきだろ!」
「まぁまぁ教えて欲しかったら、また可愛くお願いしたまえよ」
「チッ」
俺は、当分あれをやりたくなかったため、舌打ちをしてこの部屋を出て行き、自分の部屋へと戻った。
「■■■■様、堕天使は今シュレインに居るそうです」
「ならちょうど■■■■の準備は整っている■■■■を使ってルイスのついでにその町に堕天使も封印しろ」
「他の者は■■■■にしても良いでしょうか?」
「好きにしろ」
シュレインに来て数日が経過した。
空は青々と自分たちを包んでいた日の朝だ。
「姐さん早く行かないと依頼なくなりますよ」
「分かってるからそう焦るなよ」
俺達はギルドに向かっている途中またナンパされる。
「お姉さん僕とお茶でもどう?」
「間に合ってるから結構」
「姐さんモテモテですね」
「(男からモテてもうれしくねーよ)」
「えーいいじゃん僕と遊ぼーよ! ルキエル!」
と彼が言った瞬間、俺は剣をコイツに突き付けた。
町の通行人は、どよめき出しコイツは両手を軽く挙げてた。
「なんでその名を知ってるんだ?」
「知ってるも何も君に殺害予告されてるってサタンの爺さんが言ってたし!」
「まぁどうでも良いけど、お前悪魔だろ?」
「せいかーい!僕は大罪帝君が一人色欲を司る悪魔ルイス・ヴォリュヴィリス」
「どう? お姉さん少しは僕の誘いに付き合ってみるのも悪くないと思わない?」
「ならお喋りしてないで早く遊ぼーぜ......!」
刹那、俺は突き立てていた剣を思いっきり刺したが......。
俺は、そいつの首に剣を突き刺したはず.......だがルイスは、首にわざと円形状の形の穴をあけて回避する。
「お前の首、気持ち悪い事なってたぞ」
「あんま女の子には見せたくなかったなぁー」
アイツの首は変形はするもが、それはちゃんとダメージを受けるという証拠、だから変形させたのだろう通用しない相手ではない。
「もしかしてこの僕に勝てるって思ってる? 普通に無理だから」
「そうかなら死んだら間違ってる事に気付けるな『蒼き剣の滝割』」
周囲の建物ごと吹き飛ばしてしまうがコイツがどれだけ体を変形させても無駄だ
「紅き鮮血の盾」
ルイスの眼前まで魔法が近づいた時、魔法はピタリと止まり、攻撃した方向と逆の向きに魔法が放たれ俺に魔法が飛んで、もろに受ける。
「効かないよ」
「そういえば君、魔法の攻撃力1にされてるんだっけ?」
「(攻撃力1で助かったぁてか、攻撃力1なの忘れてたぁ......)」
「ひれ伏しなさい」
ドゴンッと鈍い音を立てて相手を地面に叩きつける。
「ぐ......なんで......堕天使様が、ギャリスの魔法使えるのかな?」
「さぁ? なんででしょう」
「(お前、意外と有名人だな)」
「意外とってどういう意味ですか! 正真正銘の有名人ですよ!」
「黒き刃の流星群」
「ギャリスの魔法を使ったままの別魔法の同時展開......それに、この数の魔法攻撃...これは僕も終わりかなぁ......」
その時「黒き刃の流星群」の魔法陣が、小さく感じられる程の大きい魔法陣が、この町を覆った。
その魔法陣からは一人の翼の生えた裸の少女が降臨する。
「なぁ? あれ何かわかるか?」
俺は「黒き刃の流星群」だけ解除してルイスに聞いた
「あの少女は知らないけど、どうやら俺達は神の使徒にハメられたらしい」
「神の使徒?」
「ああ前世は天使だとか言ってるキチガイ集団だって事は知ってはいたけど、まさか神を作り出すなんてね」
「相手が神なら勝てるかもしれない」
「無理だ! 君は一度神と戦って敗れた身だろ」
「いいや少なくと俺は負けた事が無い」
「削り取られた色なき世界」
瞬間、この世界から色が無くなる。
「この魔法なら確かに行けるかもね、この次元魔法は恐らく魔力を吸いとる魔法でしょ?そうなら魔力量はヴェリタスとほぼ同じ、いやそれ以上の君ならコイツに勝てるかも」
「レジスト」
少女はそう言うと俺の魔法を消し、色が世界に戻った。
「おいこれやばそうだから一旦共闘って提案したいんだけど?」
「良いよ手伝ってあげる、どうせ僕は君に勝てないし」
俺とルイスは目の前の敵に対抗するため組む事にした。
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