「クトゥルフ神話といえば、ラヴクラフト」いえ、近年においてはそうですらないのかも知れません。ケイオシャム社のTRPGと、そのプレイ動画によって人口に膾炙した現在では「クトゥルフ神話=小説」でさえなく、インターネット・ミームに近い存在にさえなりつつあるのかも知れません。だからこそ、多くの人々によって綴られ、一般化されたイメージとは異なる多種多様な角度より描かれてきたその姿を、簡潔に示してくれるこのエッセイは、その芳醇な世界の入口を、あなたに垣間見せてくれることでしょう。