平穏な生活を望む劣等生ミスティが、優秀な後輩シアから暗殺や裏組織を操る黒幕「パンドラ」と誤解される勘違いコメディだ。主人公は無価値と悟られれば消される恐怖から、他人の感情を読み解く特技を活かして「大物」を演じ続ける 。巨大な学園都市の闇市を舞台に、偶然や憶測が勝手に実績へと変換されていく皮肉な構造と、ハラハラする心理戦がコミカルかつスリリングに描かれている。勘違いもののコメディが好きな人。心理的な駆け引きを楽しみたい人。実は有能(?)な主人公の空回りに笑いたい読者におすすめできる。