「運命だとか未来とかって言葉がどれだけ手を伸ばそうと届かない場所で僕ら恋をする」そんな歌詞がピッタリな美しい恋物語をありがとうございました。
鏡に映る少女と、情熱を失った俳優。姿が透けているのは彼女か、それとも虚無を生きる彼なのか。二十年の時を経て届いた遺品が、死せる魂を呼び覚ます。幻想的な筆致で描かれる、救済と再生の物語。