17歳の精神科通院から始まり、ベンゾジアゼピン依存、大麻、LSD、MDMA、オピオイド、そして30年間続いた入退院の繰り返しこれは瀬尾さん自身のノンフィクションです。タイトルに「冒険」とあるのが象徴的です。地獄を地獄と嘆くのではなく、一つの旅として記録する視点が、この作品に独特の品格を与えています。最終話のタイトル「苦しみは一生続く」には、諦めではなく、覚悟が滲んでいます。作者の全作品を読む上で、この一冊は欠かせない背景となるでしょう。