俺は、名俳優になりたかった。
その憧れを胸に、必死で働いてきた。
でも、そんな俺を今さら振り返ると、実に馬鹿馬鹿しい……
苦労が報われるどころか、とんでもない命の危機に陥ってる!?
くそっ、なんで俺がこんな目に! 俺は何も悪くないんだ!
「いや、お前が持つ才能が“悪い”んだ」
天才の才を認められたその時から、運命の歯車は回り始めた。
な、なんだって!? スパイになれって!? 俺が!?
「ああ、お前の才能で、国の力になれ。お前にしかできない特殊任務だ」
かくて、表向きは俳優、裏では伝説を生きる二重人生が幕を開けた──