しんしんと雪が降り積むフィンランドの森の家。その静寂を破るメッセージ。スマホの画面には、遠い国で爆撃の混乱のなか逃げる元教え子の姿が映された。北国の森のなか静かに立つ「軸」と、戦火をしたたかに逃れながら明るさを失わない教え子の「軸」が、そのあいだに佇むシホの胸で交差します。心に傷を負い、「軸」を喪ったシホにその交差は何をもたらすのでしょうか。静謐と動乱の対比がとても印象的な作品です。おすすめいたします。ぜひどうぞ。