先に結論を言うのはあまり好きではないのですが……
今まさに創作活動をしていて、「くすぶっている」と感じている人には、ぜひ読んでほしい作品だと思いました。
家庭でも職場でも、自分の居場所ではないと感じている主人公が、創作の世界で評価され始めていき──という筋立てなのですが、
・ネット創作
・ランキング
・課金
・承認欲求
といった、現在の創作環境を取り巻く要素の描き方があまりに生々しくて、読んでいて少し恐怖を覚えるほどです。
「読まれてうれしい」「持ち上げられてうれしい」という感情と、その裏側にある仕組みや搾取の可能性が、いやにリアルに描かれていて、創作者であればあるほど刺さる一編だと感じました。