自称進学校「登山(のぼりやま)高校」に入学した一右京が、隣の席の美少女・冨田瑞希から登山に誘われる物語。主人公の皮肉めいた独白や、「教師のハゲ率」といった学校あるあるがコミカルに描かれる。不純な動機で女子を見つめる思春期男子のリアルな心理と、亡き祖父の形見をきっかけに始まる意外な交流が、軽快なテンポで綴られている。青春コメディや、趣味を通じた男女の交流を楽しみたい読者におすすめできる。