クラスで孤立し、同級生からの嫌がらせを無関心にやり過ごしていた主人公・柳青苑。
そんな彼女の日常は、学年トップの優等生・沈秋霊が突然家に押しかけてきたことで一変します。毎日放課後にやってきては黙々と勉強を教え、ご飯を作り、ついにはお泊まりまで……。
「嫌ならセーフワード(フグ)を言って」と
提案されるものの、青苑がその言葉を口にすることは決してありませんでした。
本作の最大の魅力は、言葉には出さないからこそ伝わってくる、不器用で愛おしい二人の距離感と生々しい心理描写です!
最初は戸惑い警戒しつつも、沈秋霊がもたらす穏やかな生活音や温もりに満たされていく青苑の心の変化がとても繊細に描かれています。
一方で、クールで強引に見える沈秋霊も実は内心でドキドキと葛藤を抱えており、同じベッドで寝る展開に慌てふためく様子など、等身大の可愛らしさがたまりません。
中国語からの翻訳小説ならではの、ストレートでありながら情緒豊かな表現も、物語の独特な空気感とキャラクターの魅力をグッと引き立てています。
静かな日常の中で、少しずつ「特別な感情」へと色づいていく二人の関係性をじっくり味わいたい方に、全力でおすすめしたい百合作品です!