最初は少しクセのある設定かな?と思いながら読み始めたのですが、気づけば完全に引き込まれていました。特に主人公レティシアの頭の回転の速さと容赦のなさが魅力的で、ただ強いだけではなく、貴族としての立ち回りがしっかり描かれている点に惹かれます。
物語の軸となる人間関係や駆け引きも丁寧に積み上げられていて、ある場面では思わず「きた!」と唸ってしまうほどの爽快感があります。
重たいテーマを扱いつつも、会話のテンポやユーモアが絶妙で、読みやすさも抜群でした。
キャラクター同士の対比や、徐々に明らかになっていく構図も見どころのひとつだと思います。ラストまで読んだあとには、スッキリとした満足感と、もう少しこの世界を見ていたいという余韻が残りました。
気持ちよく読める痛快系がお好きな方には、ぜひ手に取っていただきたい一作です!
女性の価値はお◯の大きさ、形で評価する第三王子。
約束は守らない、マナー違反、オツムは空っぽ、性格は最悪で……プライドだけは高い殿下が、
よりにもよって、侯爵令嬢のレティシアの婚約者だった。
王になるには、公爵家の後ろ盾が必要だろうに、政治的判断も出来ない殿下は
お◯の素敵な格下の男爵令嬢にぞっこん。
お◯はこれから要期待の年齢のレティシアの扱いは、それはそれははひどいもので。
これは、婚約破棄しかないですね。
とはいえ、相手は曲がりなりにも王子殿下。
父公爵が一度は認めた婚約話。
王、王妃、兄、王子たちの体面や思惑も絡んでいる。
公爵令嬢はこの侮辱を、
関係者の顔に泥を塗ること無く第三王子と男爵令嬢だけに的を絞って、
『返却』しなければならない。
どうする、レティシア。
十四歳令嬢の冴え渡る策略に笑ってください!