遠未来パワードスーツv.s.ファンタジー魔術。滅茶苦茶なほど強くて都合の良い機能が満載のパワードスーツ2着ですが、それを遥かに上回るほど理不尽な魔術(さらにパワーも!)を持つ悪魔が、しかも大群を引き連れて次々現れるので、常に「これどうやって倒すの?」と思いながら拝読しておりました。詳細は伏せますが、最終盤は特に息もつかせぬ戦いが続きます。
また、私は物理・科学方面の知識がからっきしなので半ば「うおーッ!よく分からんけどカッケェぜ!」というテンションでしたが、パワードスーツの武装を用語を使いながら説明する文章と使い分ける展開はファンタジーでありつつしっかりとSF。メインの展開ではありませんが、社会構造や政治、追い詰められた人類が抱える食料問題なども割と頻繁に顔を覗かせ、シミュレーションや思索としてのSFの面白さも感じるとともに、作者様の几帳面さも感じます。
あと一番大事な部分ですが、メカもののお約束「男の子が絶対好きなやつじゃん……」なシーンもあるよ! 個人的には3話のあのシーンが特に好きです。