敵の死体を利用しての防御壁構築などの、ヒロイックファンタジーではお目にかかれない戦い方で、鉄と血の匂いでむせそうな世界です。
「現時の大問題は鉄と血によってのみ解決される」――。まさに鉄血宰相に捧げるべき、硬派な戦記です。魔法を「物理法則の補助」として戦術に組み込み、死体すら防壁にする泥臭い描写が秀逸。軍制改革や利権争いといった大局的な視点も加わり、読み応えは抜群。甘さ一切なしのガチな戦乱を味わいたい、そして歴史好きなら必読です!