世界を救うべき「勇者」が、あろうことかモンスターを食材としてしか見ていないという狂気。それに振り回され、胃を痛めながら「毒見」までさせられる護衛騎士ユーイの悲哀がコミカルに描かれていて、一気に引き込まれました。「異世界転移」という希望に満ちたシチュエーションを、勇者オグの「食への執着」がすべてシュールなギャグへと塗り替えていく構成が秀逸です。