西洋的な空気感が漂うダークファンタジー。燃える塔での窮地を描く導入から、48時間前の勧誘、不気味な街オークヘイヴンの調査へと続く構成が秀逸だ。老練なエルフの魔女、皮肉屋の妖精、秘密を抱えた騎士の掛け合いが、本格的な魔獣狩りと謎解きに彩りを添える。残酷な伝承と魔法が交錯する、映画的な重厚感と翻訳の独特なリズムが魅力の一作 。硬派な戦記を好む人。洋画のような独特の言い回しを楽しみたい人。謎多き魔女の旅路に惹かれる読者におすすめできる。
絡まれていく2人の運命・・・必見です。