応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 感想企画へのご参加、誠にありがとうございます。

    書かせていただきました。
    https://kakuyomu.jp/works/2912051599378880897/episodes/2912051599754243884

    短さの中でも、大変胸に迫るお話でした。
    一読者の読書体験として受け取っていただけると幸いです。

    作者からの返信

    丁寧なレビューと、的確な指摘ありがとうございます。

  • どうか、一気にここまで読んでしまったことを許してください。私は「半糖派」なので、こういったリアルで心をえぐるような物語を読むのは正直ためらいます。涙もろくて感情移入しやすいので、読んでいる途中で本当に泣いてしまいます。

    薬を続けるか止めるかという問題は本当に苦しくて、長期的なケアは心身ともに大きな負担になります。記憶を失ってほしくない気持ちと、回復してほしい気持ち、そして自分自身も少し楽になりたいという思いが同時にあって、強い矛盾に引き裂かれるようです。

    それでも、お互いにとって適度な休息の空間を作るためには、何かを手放さざるを得ないのだと思います。

    作者からの返信

    最後まで一気読みありがとうございます。

    物語としては、『薬を使って良くなり、二人は元の生活を取り戻しました』が、読者にとってはいい形なのでしょうけども、当事者のことを考えると、そんな甘い現実で片付けていいものかと思い、こういう形になりました。

    人生において、すべてを得ることは出来ず、何かを得るために、何かを捨てるものだと思っています。この物語では、そのどちらを選んでも、胸を切り裂かれる。本当に人生って残酷だなと思います。

  • 第1話 今がこぼれていくへの応援コメント

    こんにちは、ご参加ありがとうございます。

    認知症は本当に胸が苦しくなるものですね。長い時間を共に愛し合ってきた二人が、その問題に直面するとき、以前同じ題材の映画を観て、涙が止まらなかったことを思い出します。どれだけ努力しても最終的には忘れられてしまい、忘れられずに残った側だけがすべてを背負うことになります。

    忘れてしまった側は、ただ純粋な表情でこちらを見つめ返すだけ。その切なさと苦しさは言葉になりません。思い切り泣いたあとでも、人は結局前に進むしかなく、人生の終わりまで歩き続けていくのだと思います。

    作者からの返信

    陌上說說さん、コメントありがとうございます。

    認知症に限らないですが、その人の人格自体を変えてしまうような病気は、これまでの前提を崩してしまうぐらいので、罹った側も、それを看病する側も両方とも辛い思いをするだけです。

    病気にかかり壊れていく側ではなく、まともな側がそれを背負い生きていく。しかも、背負った荷物が重ければ重いほど、前に進みたくても進めない。そんな中でも最後まで生きていかなければならないのは、皮肉としかいいようがない気がします。

  • Aki Dortuさん、私の企画に参加していただいてありがとうございます。

    本作品を通読いたしまして、端正で必要な情報がしっかりと書かれた文章だと感じました。あえて指摘するなら、時折「彼」という指示代名詞を使うと、文章のリズムを変えることができるかもしれません。名前って多くのイメージを含有した単語なので、物語の流れを追うのに邪魔することがあるのですね。意識してみていただければ、と思います。

    表題が本文で余すことなく表現されていて、自分が雅也の立場ならどうするのか、と考えさせられます。ゲイの夫夫だから子供もいないのか、一人で一人を介護するのは、この要介護3か4ぐらいまでいってそうな俊司のお世話は大変だろうな、過去の宝物のような思い出と、現在の普通に近い日常のどちらを取るのか、など、考える事は多く、まさしく純文学である、と感じます。読者に考えて欲しい事、伝えたい事が十分に書かれている作品であると思いました。

    私はこの作品を読んだ後、この二人が好きだな、と感じました。雅也にはそれはいいけど、僕は大変なんだよ、と言われそうですが、アムステルダムであらゆるネガティブな感情に攻撃されず、自然体で生きる二人の姿が目に見えてくるような作品だからでしょう。これはひとえに作者様が丁寧に物語を紡いだからだと思います。

    このような作品たちが、性的少数派の方たちへの偏見や差別心を取り払い、出来るだけ早く、日本国でも同性婚が合法化されることを祈ります。素晴らしい作品でした。

    作者からの返信

    平山文人さん、丁寧なコメントありがとうございます。

    折「彼」という指示代名詞を使ってのリズムの変更は、既存の小説などを読んで、どんな感じで使われているかなど勉強してみようと思います。

    文章でも映像でも何でもいいのですが、想いを込めて丁寧に作り込んだ物語が、偏見や差別心を取り払うためのエネルギーを秘めているとは考えているので、今後も自分のペースで作品を出していく予定です。

  • コメント失礼します。どううまく言葉にして良いかわからないんですけど、今まで読んできた中で一番「愛」を感じるラブストーリーだと思いました。とても素敵なお話を、ありがとうございます。

    作者からの返信

    箸先美鈴さん、コメントありがとうございます。

    私自身、「愛」の表現とはかなり難しいものだと思っています。この作品も2人の時間をどう表現していくかというのでかなり苦戦していたので、その点を評価していただけるとありがたいです

  • ここまで、とても切ない気持ちで読ませてきただきました。
    雅也さんが、ずっと理不尽な現象に怯え、戦っている様子が伝わってきます。
    筆致が静かな分、内面描写の繊細さが浮かび上がるようでした。

    2人の時間を今に置くか、はじまりに置くか、彼の中の落とし所が気になります。

    作者からの返信

    ゆいさん、コメントありがとうございます。

    残り2話で完結です、2人がどういう選択をしていくのかを見守ってください。

  • 第2話 戻ってきた日常への応援コメント

    日常の解像度が少しずつ上がっていく様子が、まるで古いラジオのノイズが晴れていくようで、読んでいて静かな安堵を覚えました。特に「トーストのチーズ」や「新聞のめくり方」といった細部への着眼点が、雅也の切実な祈りと重なり、胸に迫ります。

    一方で、現在が繋がる喜びと引き換えに、積み上げた過去が指の間からこぼれ落ちていく対比の描き方が実に見事です。ただの「回復」で終わらせない、冷徹なまでのリアリティに痺れました。幸せなはずの朝食の風景が、最後にはどこか透明な哀しみを帯びて見えます。

    作者からの返信

    薬を使って、すべてが元に戻りましたでは、私の中では嘘っぽくなるので、その展開はできませんでした。

    私自身、人生の選択には、どちらを選んでも正解というものがなく、どちらの痛みを引き受けていきていくかだと考えています。
    治験薬を使っても、積み上げた過去がこぼれ落ちていくという痛みが残る。その痛みを知って2人がどういう選択を選ぶのかが、この物語のテーマになっています。

  • 第2話 戻ってきた日常への応援コメント

    治験薬という蜘蛛の糸……

    作者からの返信

    蜘蛛の糸ですが、それにすがらないとやっていけない。現実はもっとしんどいのだろうなと思いますが、そこまで描こうとすると私の心が限界を超えるので、今はここまでです。

  • 第1話 今がこぼれていくへの応援コメント

    アムステルダムの静かな朝、トースターの音から始まる老老介護の現実に、胸が締め付けられる思いです。「名前のない関係」から「夫」になれた30年の重みが、認知症という消しゴムで少しずつ消されていく描写は、冬の光のように静かで残酷ですね。

    「嫌味な男」という記憶だけが鮮明な俊司さんに、不謹慎ながらも人間味を感じて口元が緩みました。介護の限界と、大切な記憶の変質を秤にかける雅也さんの苦渋の決断。その震えるペン先に、どうか穏やかな「今」が宿ることを祈らずにはいられません。

    作者からの返信

    てっぺいさん、コメントありがとうございます。

    私もこの物語を書いていて、結構しんどくなりました。私が向きあえるのは、この物語を考えている間だけ。その期間だけでもしんどいのに、現実として向き合っている人たちのことを考えると胸が締め付けられる思いです。

    なので、この物語はその気持ちが簡単に無くなるようなものにはしていません。しんどくなるところは思いますが、最後までお付き合いいただければと思います。

    編集済
  • 第1話 今がこぼれていくへの応援コメント

    美しくも残酷な「記憶の落日」を描いた物語ですね。
    「夫」と呼び合える場所へ辿り着いた二人が、今度は病によってその絆の形を奪われていく切なさが、冬のアムステルダムの静かな情景と共に深く胸に刺さりました。

    作者からの返信

    「思い出」というものが、2人の絆を結び付けていたのに、それを失っていったときにどういう風に私自身向きあいたいだろうかと思って書いた作品です。
    テーマ的にはかなり難しいもので、書き終わった今でも、これでよかったのだろうかと考えてしまいます。