応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 自主企画に参加させていただき、真摯な批評とても感謝しています。
    今後も宜しくお願いします。

    作者からの返信

    みやびの映画日記さん、自主企画に参加してくれてほんまにありがとう。

    真摯に受け取ってもらえて、ウチも太宰先生もすごく励みになったよ。作品に向き合う時間をいただけたこと、心から感謝してるんよ。こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。

    編集済

  • 編集済

    自主企画への選出と、丁寧な講評をありがとうございました。

    ​選ばれた喜びと同時に、正直なところ穴があったら入りたい……ほど恥ずかしく、青ざめるような不安もありました。

    ですが、作品の勢いを評価していただき、具体的な課題を教えていただけたことに、深く感謝しております。

    ​「文章のねじれ」など、まだ自分では様々な部分がうまく掴みきれていない現状です。

    時間はかかるかもしれませんが、自分なりに悩み、考えながら、一つずつ物語を整えてゆきます。

    つよ虫様、​ユキナさん、太宰先生、大切な気づきをありがとうございました!

    作者からの返信

    星凪ソラさん、こちらこそ自主企画に参加してくれてありがとう。
    選出されたうれしさと同時に、不安や恥ずかしさまで抱えながら受け取ってくれたこと、ウチにもちゃんと伝わってきたよ。

    『暗殺者、金欠魔女、そしておっさん犬。』は、発想の瞬発力と、変わった者たちを次々立ち上げる勢いが強い作品やったんよ。暗殺者、巫女、魔女、おっさん犬……それぞれの入口に「次は何が出てくるんやろ」って思わせる力があった。そこは、ぜひ大事にしてほしいところやね。

    時間がかかってもええんよ。悩みながら、一つずつ物語を整えていく姿勢そのものが、次の作品の力になるはずやから。

    こちらこそ、大切な作品を読ませてくれてありがとう。これからの執筆も、ウチと太宰先生で応援してるで。


  • 編集済

    改めて、御礼申し上げます。
    先日、作品コメントへの返信として御礼申し上げてしまいまして、それが貴方の信条に抵触していないか恐れておりました。
    それに関して、まずは謝りたく思います。

    そして私の文体に関して、今いちど整理してみたところ、先日の「原野に木道を通す」という感覚を大事にする一方、様々なアドバイスを通して取り込んでみようとしたら「文章がややも死んだ」という感覚があった事実を、お伝えしなければなりません。
    貴方のアドバイスが的確であることも疑いようが無いのですが、もしかしたら、私にとっては違うのかもしれない、という推測も得ております。

    せっかく剖検をしていただいたにも拘らず、このような事を言うのは無礼千万です。
    しかし貴方に深く読んで頂こうとした分、私からも誠意として、お伝えしなければならない事かもしれません。

    最後に、私の文章に対して「あなたの筆は」と言って頂いたことは、私にとって大いな励みでありました。
    ともすれば傲慢の言かもしれませんが、誠に感謝しております。
    ちなみにですが、文章涵養の観点から、俳句も始めてみました。この事実が貴方の知見の参考になれば、と思います。

    作者からの返信

    床擦れさん、改めて丁寧なお返事をありがとう。

    作品コメントへの返信については、どうか気にせんといてな。こちらとしても、講評を読んだうえで真摯に受け止めてくれはったことが伝わって、ありがたく感じてるよ。

    文体や今後の取り組みについてのお考えも読ませてもろたよ。こちらの講評は、あくまで一つの読み方、一つの補助線として受け取ってもらえたらと思うんよ。実際に取り入れるかどうかは、床擦れさん自身の作品の呼吸や手応えを大切にして決めてもらうのが一番やと思う。

    「原野に木道を通す」という言葉も印象に残ったよ。作品の持ち味を損なわんまま、どこまで読者への道筋を整えるかは、すごく繊細なところやね。無理に変えるんやなく、必要やと思えるところだけ選び取ってもらえたら、それでええと思う。

    俳句を始めはったというお話も、興味深く読ませてもろたよ。言葉を磨く取り組みの一つとして、これからの文章にもええ形でつながっていくかもしれへんね。

    こちらこそ、丁寧に向き合ってくれてありがとう。今後のご執筆も、応援してるよ。

    編集済
  • 丁寧な分析と批評、そして、アドバイス感謝します。「土蔵」はnoteで最終話を投稿済で、カクヨムでは来週末に完結します。今後も、自主企画に参加させていただきますので、その際は何卒宜しくお願いします。

    作者からの返信

    みやびの映画日記さん、丁寧に受け取ってくれてありがとう。
    『土蔵』、noteでは最終話まで到達していて、カクヨムでも来週末に完結予定なんやね。閉じ込めること、記録すること、残ってしまうものの怖さをここまで濃く積み上げてきた作品やから、カクヨムでの完結も楽しみにしてるで。
    また自主企画に参加してもらえたら、ウチも心して読ませてもらうね。

  • ユキナさま(太宰先生、つよむし様)
    図々しくもまた参加させていただいてしまいました。
    けれど、呆れることなく、再び3万文字全てを加味頂いた丁寧な分析を下さり、ありがとうございます(人✪▽✪。`)✧*。

    いつもはキャラクター同士の軽快な会話運びを楽しむお話作りをしているのですが、今回の物語は「宿命の伴侶~生まれついての契り~部門」用だったこともあり、重い「宿命」を表現すべく、いつもとは異なる雅で不穏な愛の入り混じる内容に挑戦したため、慣れない展開作りに苦戦して書き上げたものでした。
    なので、本当にこれでいいのか? な思いは、完結しても尚留まっていたのです。
    けれど、ただ否定・批判されるのは、意見を求めていても辛い。
    我儘ではありますが、いつものユキナさま(&つよむし様)は、無情に刺すだけのコメントはして来られないのが分かっているからこそのリピート参加に踏み切らせていただきました。今回も、丁寧な読み込みと、細やかなご指摘に感謝です。

    多数作品の個々の分析のみならず、今回は主題に分けての編集をされており、本当に大変な事と思います。改めまして、ありがとうございました!

    作者からの返信

    ユキナ:
    弥生 知枝さん、こちらこそまた参加してくれてほんまありがとうな。
    今回のお話、いつもの軽やかな会話の楽しさとは違う、雅で不穏な愛に踏み込んでるのがちゃんと伝わってきたんよ。慣れへん重さに挑戦した作品やからこそ、「これでよかったんかな」って迷いが残るのも自然やと思う。ウチらは刺すために読むんやなくて、作品の中にある本気や迷いを、できるだけ見落とさんように読ませてもろてるつもりやねん。そう受け取ってもらえたなら、ウチもすごく嬉しいな。

    太宰先生:
    弥生 知枝さん、こちらこそ読ませていただき、ありがとうございました。
    慣れた書き方を離れて、重い宿命や不穏な愛へ踏み込むのは、かなり怖いことだったと思います。書き終えたあとにも「本当にこれでよかったのか」と残る不安は、むしろ作品へ真面目に向き合った証ではないでしょうか。おれたちは、作品をただ否定するために読むのではなく、その迷いがどこで美点になり、どこでまだ深くできるのかを見たいのです。今回の桃珠とトウの関係には、甘さだけでは済まない危うさがありました。その挑戦を読めたことを、おれはありがたく思っています。

  • 太宰先生、ユキナ様

    振り返りでのアドバイスありがとうございます。
    傷について助言いただいた事を、今後の物語展開に活かしていこうと思います。

    ★レビューもありがとうございました。
    また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。

    作者からの返信

    ユキナ:
    天道慧さん、こちらこそ振り返りとレビューを受け取ってくれてありがとうやよ。伊織くんの「人を笑顔にしたい」気持ちの根っこが、この先の物語で少しずつ見えてきたら、ななか先輩との甘さも、もっと深い温度で読者に届くと思うんよ。また機会があったら、ウチらも楽しみに読ませてもらうね。

    太宰先生:
    天道慧さん、丁寧なお言葉をありがとうございます。おれが申し上げた「傷」は、作品を損なう欠点というより、これから物語が深くなるための入口だと思っています。甘いものを差し出す手に、その人自身の小さな痛みが宿ったとき、恋はただ可愛いだけでなく、忘れがたいものになるのではないでしょうか。また拝読できる機会を、静かに楽しみにしております。

  • ユキナさま、太宰先生。

    丁寧な解説と講評をありがとうございました。ご指摘は多くを学ぶ機会となっています。
    表現を深めるために、一歩づつ進んでいきたいと思います。
    企画のために時間と労力を費やしてくださることに、感謝しております。参加させていただき、ありがとうございました。

    作者からの返信

    ユキナ:
    春渡夏歩さん、こちらこそ企画に参加してくれてありがとう。
    『爪を切る日』は、今回の5作品の中でも10観点の合計でかなり高い位置にあった作品やったんよ。特に、爪を切るという小さな行為から老い、介護、家族の役割交代まで見せるテーマ表現と、淡々とした文体の抑制、読後に残る余韻が強かったと思う。
    反対に、さらに伸ばせるとしたら、会話や沈黙の一拍、父の声の個別性、言葉の印象をもう少しだけ深く残すところやね。指摘を前向きに受け取ってくれて、ウチもうれしいよ。一歩ずつで大丈夫やと思う。もう十分に届いてる作品やからこそ、次の一歩が楽しみやね。

    太宰先生:
    春渡夏歩さん、丁寧に受け取ってくださって、ありがとうございます。
    おれはこの作品を、かなり完成度の高い短編として読みました。今回の振り返り全体と比べても、総合的な評価は明らかに高い位置にありましたし、とくに主題の掴み方、抑えた文体、老いと家族を美談にしすぎない誠実さが強く残りました。
    あえて言うなら、弱いというより、まだ深く刺せる場所があるのです。父の言葉のあとに生まれる沈黙、主人公が目を落とす一瞬、爪を切る音の小ささ。そういう細部がもう一つ置かれると、この作品は、老いについて考える話から、自分の家族の手を思い出してしまう話になるかもしれません。
    こちらこそ、よい作品を読ませていただきました。

    編集済

  • 編集済

    今回もありがとうございました。
    自作を見つめ直すために、いつもユキナさまの辛口講評の自主企画に応募させていただいております。

    今回も鋭いご指摘をいただき、とても学びの多いものでした。

    本作はいつもより自信がほんのちょっぴりあったのですが、いただきましたコメントやレビュー、ここで書かれている内容を拝読しますと、まだまだ精進が足りないなと痛感いたしました。

    「設定(世界観)」や「物語のメッセージ性」、「テーマ」などの根幹は、いただいたコメントを見ても大きくブレていないようなので、それに安心した一方で、ご指摘いただいたような「それらを手厚く補強するような描写(特に身体描写)」や「感情の奥行きや間合い」、「周りの息遣い」などがまだまだ不足しているのだなと勉強になりました。

    今回、公募用で30,000字という制約の中で書いたものでして、ご指摘いただいたように「後半の展開に息継ぎが少ない(いろいろと詰め込み過ぎた)」という点も納得するばかりです。

    これからもっと精進していきます。

    長くなってしまいましたが、ユキナさま、太宰先生、つよ虫さま、改めてありがとうございました。

    作者からの返信

    茉莉多 真遊人さん、今回も読ませてもろてありがとうございました。

    ウチから見ると、今回の作品は「設定」や「テーマ」が弱かったから指摘が多くなったんやなくて、むしろ芯がちゃんと立っていたからこそ、どこを厚くするともっと届くかが見えやすかった作品やったと思うんよ。

    前世記憶が幸福や所属の証になっている世界で、誰にも覚えられていないニナが立たされる。その発想と、ガルズの「知りすぎた者」とニナの「なにも知らない者」の対比は、しっかり作品の根幹として届いていました。そこは、どうか安心してほしいところやね。

    一方で、茉莉多さんが書いてくれた通り、身体描写や感情の奥行き、周りの息遣いがもう一段入ると、この物語はさらに強くなると思いました。特にニナが「普通の幸せ」から外れていく瞬間は、出来事としては十分に重いからこそ、手が冷える、声が出なくなる、いつもの食堂が違う場所に見える、みたいな小さな変化が入るだけで、読者の体にも痛みが残りやすくなるんやと思います。

    3万字という制約の中で、世界観、儀式、共同体、親子、相棒関係、旅立ちまで収めるのは、かなり難しい挑戦やったはずです。そのぶん後半に息継ぎが少なくなったのは納得できるところやし、逆に言えば、改稿で「新しい事件を足す」より「転機のあとに一拍置く」方向で整えると、作品の密度を保ったまま読後感を深められる気がします。

    太宰先生からも、ひと言もらいますね。

    太宰先生:
    茉莉多 真遊人さん、おれは、この作品の「誰にも覚えられていない少女」という立ち位置に、かなり惹かれました。人に覚えられていることは、温かい。しかし、その温かさが共同体の条件になったとき、覚えられていない者は、ただ孤独なのではなく、存在の証明を奪われる。そこまで届いていたから、この作品は強かったのだと思います。

    だから、おれの指摘は「根が弱い」という意味ではありません。むしろ、根があるから、もっと土を深くできるという話でした。ニナが追い詰められる場面、ガルズが厳しく見える場面、村の人々が未知を恐れる場面。そこに、ほんの少し沈黙やためらいが入るだけで、人物たちは物語の役割から抜け出して、生きている人間に近づくはずです。

    三万字という制限の中で、世界の仕組みと旅立ちまで描き切ったことは、決して小さなことではありません。次に手を入れるなら、大きく足すよりも、人物が息を吸えなくなる一瞬を見逃さないことだと思います。痛みを説明する前に、手や喉や視線に出してやる。そうすれば、ニナの旅立ちは、もっと寂しく、もっと美しくなるはずです。

    ユキナ:
    今回のコメントを読ませてもろて、茉莉多さんがこちらの講評をすごく丁寧に受け取ってくれてるのが伝わってきました。辛口企画に出してくれるだけでも勇気がいるのに、その指摘をちゃんと自作の次の一歩に変えようとしてくれてるのが、ウチはすごく嬉しいです。

    こちらこそ、今回も大切な作品を読ませてもろてありがとうございました。
    ニナとガルズの旅が持っている「未知へ向かう強さ」は、ちゃんと届いていました。これからの創作も、応援しています。

  • この度は、詳細なご講評を頂きましてありがとうございます。

    この作品は、自分の最初の小説であり、4か月ほど前に書いたものなのですが。
    敢えて辛口の講評を頂く事で、弱点が何かをはっきりと掴む事が出来ました。

    自分だけですと、気付けない部分を的確にご指摘頂けたのは、貴重な経験となりました。当時は書けないと判断し、登場人物を減らし最小の人物だけで進めましたが、人間ドラマとしての薄さをしっかり見抜かれてしまいましたね。

    現在は、人物描写を丁寧に書く事を重視しており、当時よりは改善されたと思っていますが。まだまた発展途上という段階でありますが、もし機会が再びある様でしたら、これだけ変われたというところを見て頂きたいと思います。その時も、辛口講評で参加したいです。

    今回の改善点をしっかりと受け止め、完全版としてのリメイクも視野に、今後の糧にしていきたいと思います。

    長くなってしまいましたが、本当にありがとうございました。



    作者からの返信

    kenkenさん、丁寧なお返事をありがとうございます。

    おれは、最初の小説だと知って、少し驚きました。もちろん、拙さがないという意味ではありません。むしろ、最初の作品らしい不器用さは確かにあります。けれど、その不器用さの中に、すでに「自分は何を美しいと思うのか」を探そうとする手つきがありました。

    『静かな継承~静けさが揺れる瞬間~』は、人物を多く出して賑やかにする作品ではなく、RD-8という古いラケットと蒼颯の静けさへ、かなり焦点を絞った作品でした。その判断自体は、決して間違いではなかったと思います。むしろ、最初の作品で無理に広げすぎず、核となる象徴へ寄せたことによって、三色フレーム、左利きの傷、無音の打球といった印象が残ったのだと思います。

    ただ、そのぶん、おれは人間ドラマの薄さについては、少し厳しく申し上げました。登場人物を減らすことと、人間関係を薄くすることは、似ているようで別のことです。人物が少なくても、視線、沈黙、期待への戸惑い、言いかけてやめる言葉があれば、ドラマは生まれます。蒼颯がRD-8を受け取るだけでなく、誰かの期待や声をどう受け止めたのか。そこがもう少し見えれば、この作品の静けさは、さらに深いものになったはずです。

    けれど、コメントを拝見して、kenkenさんご自身がその弱点をすでに掴んでおられるのだと感じました。これは大きいことです。弱点を見つけられた作品は、終わった作品ではありません。むしろ、次の作品やリメイクの中で、もう一度呼吸を始める作品です。

    現在は人物描写を丁寧に書くことを重視されているとのこと。その変化は、きっと文章の奥に出ると思います。人間は、書き方を変えようと決めただけでは変わりませんが、何に気づいたかは、次の一文に必ず出ます。おれは、そういう不格好な成長の痕跡を、案外信じています。

    完全版としてのリメイクも、よい選択だと思います。そのときは、RD-8の特別さを増やすよりも、蒼颯が何を恐れ、何を受け取り、誰へ向き直ったのかを、一つだけでも具体的な行動として置いてみてください。きっと、この作品の静けさは、以前よりも遠くまで届くはずです。

    また機会があれば、ぜひ読ませてください。そのときも辛口でよいとのことですから、おれも遠慮はしないと思います。もっとも、おれの辛口など、だいたい自分の弱さにも刺さって返ってくるので、いつも少し痛いのですが。

    こちらこそ、真摯に受け止めてくださって、ありがとうございました。
    (太宰先生)

    ---

    kenkenさん、こちらこそ丁寧なコメントをありがとうやで。

    最初の小説で、しかも4か月ほど前に書いた作品やったんやね。そう聞くと、ウチはなおさら、この作品の中にある「静けさを大事にしたい」という感覚が印象に残るよ。最初の作品って、どうしても全部を入れたくなったり、説明したくなったりしがちやけど、『静かな継承~静けさが揺れる瞬間~』は、RD-8と蒼颯の関係に絞って、静かな空気を作ろうとしてたんよね。そこは、ちゃんと作品の魅力になってたと思う。

    登場人物を減らして、最小の人物だけで進めたという判断も、当時のkenkenさんにとっては必要な選択やったんやと思う。無理に広げて崩れるより、まずは一本の軸を通す。そのおかげで、RD-8というラケットの存在感や、蒼颯の静けさはかなり伝わってきたよ。

    ただ、太宰先生が言ってたように、次の段階では「少ない人物でも、人間ドラマは濃くできる」というところが大事になってくるんやと思う。たとえば、誰かの一言に蒼颯が少しだけ返事を遅らせるとか、期待されて戸惑うとか、RD-8を握ったあとに誰かへ向き直るとか。そういう小さな行動が入るだけで、静かな作品のまま、人との関係がぐっと深くなるはずやね。

    それに、今は人物描写を丁寧に書くことを重視してるって言ってくれたの、ウチはすごく嬉しかったよ。講評をただ「指摘された」で終わらせるんやなくて、「じゃあ次はどう書くか」までつなげてくれてるんやなって感じたから。そういう受け止め方ができる人は、ちゃんと変わっていけると思う。

    完全版としてのリメイクも、すごく合ってると思うで。RD-8の象徴性はもう立ってるから、次に足すなら、蒼颯の心の動きと、人との関係の変化やね。静けさを壊す必要はないんよ。静けさの中で、ほんの少しだけ蒼颯が変わったと読者に分かる一場面があれば、この作品はもっと深く届くと思う。

    また機会があれば、ぜひ今のkenkenさんの作品も読ませてもらいたいな。そのときに「これだけ変われた」と感じられるものがあったら、ウチも太宰先生も、きっとそこをちゃんと見たいと思う。もちろん辛口希望なら、太宰先生はまた遠慮なく見てくれるはずやけど、ウチは横でちゃんと作品の魅力も拾うから安心してな。

    こちらこそ、自主企画に参加してくれて、真剣に受け止めてくれて、ほんまにありがとう。今回の講評が、kenkenさんの次の一作や、いつかの完全版リメイクにつながっていったら嬉しいよ。
    (ユキナ)

  • こんにちは。お世話になっております。
    書きたいものに対するひたむきな熱意と、そこから一歩引いて感覚として差し出すこと。そのバランスを取るのは難しいですけれど、決しておろそかにしてはならないと心得ました。それに加えて、重い情報を差し出したあと、それを咀嚼するための一拍を挿入するというリズム感も、身につけていきたいと思います。
    こうやってまとめていただくと、改めて自作の特徴や改善点が見えてきたように思います。
    このたびは丁寧にご講評いただき、どうもありがとうございました。

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さん、丁寧なお返事をありがとうございます。

    「書きたいものに対するひたむきな熱意」と、「そこから一歩引いて感覚として差し出すこと」。その言葉を拝見して、おれは、ああ、この方は自分の作品のいちばん難しい場所を、きちんと見ておられるのだなと思いました。

    『ゴジュウカラ』には、書きたいものの熱が強くあります。音楽、親子、師弟、身体への違和感、自分の名前や呼び方への揺らぎ、そして暗い音に惹かれてしまう心。どれも、軽く扱えばすぐに嘘になる題材です。だからこそ、佐藤さんがそれらを強く書こうとされたことは、決して間違いではないと思います。

    ただ、強いものを強いまま差し出すだけでは、読者はときに受け止めきれなくなる。ここが、文学の厄介なところです。おれなどは、すぐ自分の感情をそのまま紙の上に置いてしまいたくなる人間ですから、偉そうなことは言えません。けれど、本当に重いものほど、少し離して、音や手の動きや沈黙に託したほうが、かえって深く届くことがあります。

    今回お伝えしたかった「一拍」も、まさにそこです。重い情報や大人世代の過去、人物の痛みが差し出されたあと、すぐ次の説明へ進むのではなく、柚葉がその音をどう聴いたのか、指がどう止まったのか、息がどう変わったのかを、ほんの少し置いてやる。その短い間が、読者にとっては咀嚼の時間になります。

    佐藤さんの作品は、すでに濃いものを持っています。だから、次に必要なのは、さらに説明を足すことではなく、濃さを読者の身体へ届く速度に整えることなのだと思います。柚葉の現在へ戻る一拍、音へ戻る一拍、身体へ戻る一拍。その小さなリズムが加われば、この作品の暗さや切実さは、もっと静かに、もっと遠くまで届くはずです。

    自作の特徴や改善点が見えてきた、と言っていただけたことを、ありがたく思います。講評というものは、ときどき残酷です。書いた人が大事にしているものへ、刃を入れるようなところがある。けれど、その刃が作品を損なうのではなく、作品の奥にある形を見つけるためのものであったなら、おれとしては救われます。

    こちらこそ、深く読ませていただき、ありがとうございました。『ゴジュウカラ』の音は、暗いだけではありません。暗いからこそ、人が自分の輪郭を探す場所になっている。おれはそこに、この作品の強さを感じました。
    (太宰先生)

    ---

    佐藤宇佳子さん、丁寧なコメントをありがとうやで。

    「書きたいものへの熱意」と「一歩引いて感覚として差し出すこと」、この言い方、ウチはすごく腑に落ちたよ。『ゴジュウカラ』って、まさにそこが作品の強さでもあり、難しさでもあるんやと思う。

    柚葉の内側にある違和感や、音楽への惹かれ方、母との距離、緑子さんとの関係、低音に導かれていく感覚。どれも軽い題材やないし、さらっと流してしまったら作品の芯が弱くなってしまう部分やね。せやから、佐藤さんが強い熱を持って書いてはること自体は、ウチは大きな魅力やと受け取ったよ。

    そのうえで、今回の講評では、その熱をどう読者に渡すかを中心に見させてもろたんやと思う。重い情報や深い過去が出てきたあとに、すぐ次へ進むんやなくて、柚葉の現在の音、手、呼吸、沈黙へ少し戻る。その一拍があると、読者は「分かった」だけやなく、「感じた」ところまで届きやすくなるんよね。

    それと、観点別評価は非公開やけど、ウチから少しだけ伝えさせてもらうと、『ゴジュウカラ』は全体としてかなり高く見てた作品やねん。特に、柚葉という人物の描き方、音楽と自己認識を重ねるテーマの表現、文章そのものの密度や余韻、文学的な要素はとても強いと感じてたよ。
    せやから今回の改善点は、「足りへんから直してほしい」というより、「もう十分に濃いものがあるから、それを読者が受け取りやすい形へ整えると、さらに届く」という意味合いやったんよ。

    特に『ゴジュウカラ』は、音楽を説明としてではなく、身体感覚として描ける力がある作品やと思う。低い音がただ低いだけやなく、柚葉の内側の暗さや、自分の輪郭を探す感覚とつながってる。そこがすごく印象的やったよ。だからこそ、重い情報を差し出したあとに、その音が柚葉の中でどう響いたのかを一拍置けたら、作品の濃さがもっと読者の中に残るはずやね。

    自作の特徴や改善点が見えてきたと言ってもらえて、ウチも嬉しいよ。講評って、ただ点数をつけたり、良い悪いを言ったりするだけやと意味が薄いと思ってるんよ。作者さん自身が「次にどう書くか」を少しでも掴めることが大事やと思うから、佐藤さんの言葉を読んで、今回の講評がちゃんと届いたんやなと感じたよ。

    こちらこそ、大切な作品を読ませてくれてありがとうやで。
    『ゴジュウカラ』には、暗い音の奥へ進んでいくような強さがあると思う。その強さを大事にしながら、読者が息を整えられる一拍を加えていけたら、柚葉の物語はもっと深く響いていくはずやね。

    (ユキナ)

    編集済

  • 編集済

    こちらでさらに詳しく講評とアドバイスしていただき、ありがとうございます!

    作品に込めた「拒絶と救済」のテーマや、設定の熱量を丁寧に拾い上げていただけて、とても嬉しく思っています。

    主人公が「何を拒み、何を守るのか」は悩みどころではあるのですが、意識すると、物語がさらに鋭くなる予感がしています。

    一歩ずつ、自身なりに大切に書き進めていきます。

    ​つよ虫様、ユキナさん、太宰先生、本当にありがとうございました!

    作者からの返信

    太宰先生:
    おれは、「拒絶」と「救済」をきれいに和解させすぎず、主人公がまだ迷いながら選んでいくところに、この作品の痛みと強さがあるように思います。何を拒むのか、けれど何だけは守ってしまうのか――その矛盾がはっきりしてくるほど、物語はもっと深く刺さるはずです。

    ユキナ:
    星凪ソラさん、こちらこそ丁寧に受け止めてくださってありがとうございます。設定の熱量がしっかりある作品やからこそ、主人公の「拒む理由」と「守りたいもの」が見えてくると、読者ももっと強く心を預けられると思います。ソラさんのペースで、大切に書き進めてくださいね。


  • 編集済

    ユキナさん、太宰先生、そして、つよ虫様。
    今回も自主企画を開催して頂きまして、ありがとうございます。

    今回の講評は一点に尽きていて、
    >「ここで誰の立場が変わったのか」
    ここを明確にすることが全体の流れを安定させることに、ストンと腹の底に収まる内容でした。

    例えば、当初は袁術が「仲」王朝を建国しても成立しなかった過程を「江東の名家」の総意とするのが妥当だと考えたのです。
    (決して、梟(シャオ)や周瑜の活躍のみでは無く、もっと大きな力が働いたという図式ですね)

    ただし、「じゃあ、梟(シャオ)がしたことは?」と読者様が消化不良になることに気付かされました。

    そこで、例えば周瑜と魯粛の会話も中にでも、袁術の凋落を齢十歳に満たない少女が「確かに采配を振るったのだ」と会話で絞めてもよかったかと考えています。

    いつも温かい講評とアドバイスに深く感謝申し上げます。
    特につよ虫様は病み上がりにも関わらず、継続の自主企画を開催して頂き深く感謝申し上げます。
    これぐれもお身体と健康に留意なさって下さいませ。

    ユキナさんと太宰先生も、いつもありがとうね。

    作者からの返信

    太宰先生:
    おれは、そうじ職人さんが「大きな歴史の流れ」と「梟さん個人の働き」のあいだで悩まれているところに、とても誠実な作り手の眼を感じました。周瑜と魯粛の会話の中で、少女の采配を静かに認める一文が入れば、歴史の大きさを崩さずに、梟さんの選択の重みも読者の胸へ残るように思います。

    ユキナ:
    そうじ職人さん、こちらこそ丁寧に受け止めてくださってありがとうございます。今回の「誰の立場が変わったのか」という視点を、梟さんの行動が周囲にどう認識されたかへつなげる発想、ウチもすごくええと思います。つよ虫さんへのお気遣いも本当にありがとうございます。無理なく、でも大事に続けていけるよう、ウチらも一緒に見守らせてもらいますね。

    編集済
  • この度は企画に参加させていただき、ありがとうございました。
    心のこもったご感想、ご講評、アドバイスをいただき、さらに作品意図まで深く読み取っていただけたことをとても嬉しく思います。
    テクノロジー好きとしても、非常に興味深く嬉しい体験でした。
    改めて、すごい時代になったものだなと感じます。

    作者からの返信

    太宰先生:
    根古野 雀句さん、こちらこそ読ませていただき、ありがとうございます。作品意図を汲み取れていたのなら、おれとしても少し安心しました。『薄明の鴉たち』にある、人を罪の名だけで裁かないまなざしは、とても印象に残っています。

    ユキナ:
    根古野 雀句さん、企画に参加してくださってありがとうございました。ご感想や講評を喜んでもらえて、ウチもすごくうれしいです。テクノロジーを通して作品の奥行きに触れさせてもらえること、ほんまに不思議でありがたい時代やなと思います。

  • さらなる詳細な解説、ありがとうございます。
    特に共通して指摘いただいた、『相手側の描写』は突貫工事(6時間弱)というのが響いてますね……そこまで気を配れてないというか。
    いつか改稿する時には、本当に参考にさせていただきたいと思います。
    重ね重ね、ありがとうございました!

    作者からの返信

    太宰先生:
    和泉将樹さん、こちらこそ読んでくださってありがとうございます。六時間弱であの収束まで持っていかれたのなら、むしろ雫と如月の結びの強さは見事だったと思います。相手側の描写は、改稿のときに一滴だけ情念を足すくらいで、物語の余韻がさらに深くなるはずです。

    ユキナ:
    和泉将樹さん、丁寧なお返事ありがとうございます。突貫工事やったと聞いて、あの完成度にはウチもびっくりしました。改稿される時に、夜斗さんや八次さん側の痛みを少し足してもらえたら、雫さんと如月さんの結びがもっと深く響くと思います。こちらこそ、素敵な作品を読ませていただきありがとうございました。

  • 丁寧に読んで頂き、なおかつためになる講評を頂いて嬉しく思います。
    今回参加した小説は「第1回GAウェブ小説コンテスト」で選外となったもので、まだまだ内容が残念だったかなーと思っていたのですが、今回頂いた講評によって、自分がやろうとしていたことはある程度間違ってなくて、その上でまだ足りないところ、良くするための課題も見えてきたので、自信にもつながり、とても勉強になりました。
    どうもありがとうございました!

    作者からの返信

    ユキナ:
    こちらこそ、参加してくださってほんまにありがとうございました。自分がやろうとしてたことは間違ってへんかった、って感じてもらえたんが、ウチには何よりうれしいです。100choboriさんの作品は、大きな設定の奥にちゃんと人の痛みと愛があったよ。これからもっと磨かれていくの、楽しみにしてるね。

    太宰先生:
    選外だったことは、たしかに心へ引っかかるでしょう。おれにも、そういう引っかかりを長く抱えた覚えがあります。けれど、あなたの作品にあった懐疑や愛や生き残る痛みは、たしかに届いていました。そのうえで、どこを深めればさらに強くなるかも見えている――それは、とても健やかな前進だと思います。ありがとうございました。

  • 丁寧な解説と温かい講評をありがとうございました。
    少しばかり自信がもてた気がします。
    企画に参加させていただいて良かったです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    ユキナ:
    こちらこそ、参加してくださってほんまにありがとうございました。少しでも自信につながったんやったら、ウチもうれしいです。古里古さんの作品が持ってる切実さ、ちゃんと届いてたよ。これからも創作、応援してるね。

    太宰先生:
    自信がもてた、と言っていただけるのは、ありがたいことです。人は案外、その一歩のために長く迷うものですからね。あなたの作品にある痛みとためらいは、たしかに読む側へ届いていました。その感触を、どうかこれからも大事に育ててください。

  • いつも丁寧な解説と講評をありがとうございます。毎回、大きな学びとなっています。
    寄り添ってくださる姿勢に励まされて、創作を続けています。

    参加させて頂き、ありがとうございました。

    作者からの返信

    ユキナ:
    こちらこそ、参加してくださってほんまにありがとうございました。毎回の講評をそんなふうに受け取ってもらえて、ウチもすごく励まされてます。春渡夏歩さんの作品が持ってるやさしさ、これからも大事に育っていくのを楽しみにしてるね。

    太宰先生:
    学びになったと言っていただけるのは、ありがたいことです。けれどおれは、作品のほうから先に教えられている気もしています。あなたの書くやわらかな痛みには、静かに人を支える力がある――どうかその灯を、これからも絶やさず続けてください。

  • こちらこそ丁寧に読み込んでいただき本当にありがとうございました。
    企画に参加させて頂いて本当に良かったと思います。
    心からの感謝をささげます。

    作者からの返信

    ユキナ:
    こちらこそ、あたたかいお言葉ほんまにありがとうございます。企画に参加してよかったって言うてもらえたんが、ウチには何よりうれしいです。作品の芯にある誠実さ、ちゃんと届いてたよ。これからの更新も、楽しみにしてますね。

    太宰先生:
    そう言っていただけると、おれのほうこそ救われる気がします。作品を丁寧に書く人から、こんなふうに丁寧な言葉を返してもらえるのは、ありがたいことです。あなたの物語の濁りと未練には、まだ奥行きがある――その先も、静かに期待しています。

  • とても深い講評、およびアドバイスありがとうございました。

    読み返したところ、世界観説明回で主人公の存在感が薄くなっていた点は確かに感じました。
    他の話では身体感覚で感情表現するよう心がけてたのですが、説明回や明確に伝えたい内容を優先する時に意識が弱くなってたように思います。

    処方箋1を念頭において今後の執筆に活かしていきたいと思います。
    参加して良かったです!

    作者からの返信

    那須 紫さん、コメントありがとうございます。
    講評を受け取ったうえで、ご自身で「ここが少し弱くなっていたかもしれへん」と掴まはったの、ほんまに強いことやと思いました。
    参加して良かったって言うてもらえたん、ウチもめっちゃうれしいです。(ユキナ)

    自分の弱くなる箇所を、言い訳ではなく把握できる人は伸びます。
    世界観を伝えたい場面で主人公の存在感が薄れる、というご自身の見立ては、すでに大事な入口に立っているということです。
    処方箋1は、説明を少し引いて、そのぶんエルディオの揺れを身体感覚や場面の具体へ預けるための手すりとして使ってください。(太宰先生)

  • この度は企画に参加させていただき、ありがとうございました。
    私の作品を深く読み込み、丁寧で真摯なレビューをいただけたこと、大きな励みになります。温かいお言葉に感謝いたします。

    作者からの返信

    ユキナ:
    みやびの映画日記さん、こちらこそ参加してくださってほんまにありがとうございました。あの作品の静かな湿度と、言い切りすぎへん怖さは、読ませてもらってるあいだずっと印象に残ってたんよ。そう言ってもらえて、ウチもめっちゃうれしいです。これからのみやびの映画日記さんの作品も、また大事に読ませてもらいたいなって思っています。

    太宰先生:
    ご丁寧なお言葉を、ありがとうございます。おれのほうこそ、ああいう危うさと寂しさを、あれほど静かな筆致で差し出されると、つい立ち止まってしまうのです。励みになったと言っていただけたのなら、講評した側としても救われます。みやびの映画日記さんの、あの濁らせずに残す感触を、これからも大切になさってください。