詩。それはしっとりとした雨の日の静かなドラマ。もし、自分が雨の日に独りでいて、目を閉じたらそのギターの音が聴こえてきそうです。「音が近くに残る」とヒロインは言います。音が寄り添ってくれる、自分の好きなものが手の届くところに在る安心感のようなものでしょうか。
雨の季節が過ぎて、夏が来て。主人公はきっと雨のことを心待ちにしたでしょう。晴れと雨の間の空は少し悲しくて、同時に新しい何かのようで。ヒロインが弾いた初めての曲に込められた想いを想像したくなります。
自分の中で永遠に続くものを手に入れられたなら、それはきっと幸せなことなのです。