第一話から第三話までの現時点での感想です。
▼感想
主人公と個性的なキャラたちが繰り広げる会話劇のテンポがとにかく絶妙で、一気に第三話まで読み進めていました。
主人公の一人称視点で語られる語り口がとても心地よい一方で、彼がこれからどんな運命を切り拓いていくのか、その行く末が気になって仕方ありません。
▼私が感じたこの物語の感覚
雪白ましろさんの文章に触れていると、不思議と堂々と枝を広げる力強いクロマツの姿が浮かびました。
お話自体は今の段階だと主人公の語り口調の効果で明るい雰囲気に受け取ったのですが、その根底にはどんな困難にも折れないような芯の強さと生命力が宿っているように感じます。
▼最後に
この魔王がどこまで高く枝葉を広げていくのか、これからの展開も楽しみにしています!
まず――掴みがとても強いです。
元サラリーマンの主人公が、転生したのに「一文無し・部下なし・開幕から命の危機」というあまりにも気の毒な状況に放り込まれ、そのうえ女神とのやり取りが初手から容赦なくて、一気に物語へ引き込まれました。
主人公の不憫さはしっかりあるのに、会話のテンポが軽快なので重くなりすぎず、コミカルに読めるのが心地いいです。
さらに、ただ振り回されるだけでなく、主人公なりの筋の通し方や責任の取り方が見えてくるので、応援したくなります。ラブコメの勢いと不穏な設定が同居していて、この先三女神との関係がどう転がっていくのか楽しみです。
自分は改行とか結構気になるタイプですが、とても読みやすいため、長時間読んでいても苦にならなそうなのも高評価です。