まず――掴みがとても強いです。
元サラリーマンの主人公が、転生したのに「一文無し・部下なし・開幕から命の危機」というあまりにも気の毒な状況に放り込まれ、そのうえ女神とのやり取りが初手から容赦なくて、一気に物語へ引き込まれました。
主人公の不憫さはしっかりあるのに、会話のテンポが軽快なので重くなりすぎず、コミカルに読めるのが心地いいです。
さらに、ただ振り回されるだけでなく、主人公なりの筋の通し方や責任の取り方が見えてくるので、応援したくなります。ラブコメの勢いと不穏な設定が同居していて、この先三女神との関係がどう転がっていくのか楽しみです。
自分は改行とか結構気になるタイプですが、とても読みやすいため、長時間読んでいても苦にならなそうなのも高評価です。