このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(349文字)
王子の暗殺失敗から第二王妃へ成り上がるお話です。ネガティブすぎるヒロインですが、最後までネガティブが抜けきれません。応援必須です。楽しかったです。物語はここまでですが、ヒロインたちの関係はこれから少しずつ変わっていくのでしょうね。
異世界転生や転移ものでお腹いっぱいの時に味変でいい感じかもしれません。王道ファンタジーは久しぶりでした。
序盤でゆったりと世界観に浸り、フィオナの心情に寄り添わせてくれますが、騎士として選ばれることで、徐々に本人そっちのけで物語が加速していく様が痛快です!カイン王子の常識的配慮もフィオナの意思も、第一王妃のアシリアには通じません。彼女の強い愛が二人を突き崩していく様は、みていて膝を叩く思いでした。王道でありながら、心を噛み砕いて描かれる作品。理不尽と思えるほどの、けれど気持ちの良い人間関係を読みたい方におすすめします。
見れば見るほど味が出る。これが料理か。ありがとう! 満腹だ!
暗殺者として育った少女の視点から始まる導入がとても鮮烈で、世界観に一気に引き込まれます。キャラクター同士の緊張感ある関係性と、背後で動く大きな力が物語に深みを与えています。重厚なドラマと躍動感ある展開が魅力的な作品です。
現在流行りの、異世界転生、悪役令嬢、ざまあ系とは違った毛色の王道ファンタジー。前者の作品も面白いですが(自分も読みます)、たまには違った雰囲気の作品も面白いですよ? 暗殺者の過去を持つヒロイン、王家の争い、ワクワクする展開であります!
暗殺者のフィオナが、捕虜から王族の妾になり、政治の駒ではあるけど、成り上がっていくのが良かったです。少し重い展開ではあるけど、魅力的なキャラクターがそれを感じさせない。
今時珍しい三人称の文体ですが、それ故に昔流行ったファンタジーの香りがします。王位継承? 王位簒奪? 系なのかな? 今後に期待です!