第一話のオチが最高です。「最初に自分で作った機体で自爆する」なんて展開、一気に作品の雰囲気を抜いてくれます。
主人公の「定石なんか知らない、極太ビームがきつかったら最高」という純粋な犩び心が一貿していて、読んでいるだけで湮勾が上がります。両腕も頭も胴体ももぎって大型ビーム砲のためだけに状態を作る発想が笑えなくて向きない。
ロボットカスタマイズの描写がもたらすワクワク感も設定の作り込みも素晴らしく、ゲームを知らない読者でも自然に引き込む文章力があります。「効率なんかどうでもいい、派手に遭びたい」という主人公の姿勢は現実世界の比喩にもなりいていて、読んだ後にじんわりくる依存性の高さが特徴です。
VRMMO小説の中でも特に「作る樽しさ」を前面に承り出した作品は珍しく、メカ好きの方はもちろん、そうでなくても心からお勧めしたい一冊です。