客席の私が舞台に立つまで ― 保育大学生、音大を目指す
@ai_0716
本当に舞台に立つまでをリアル
第1章 保育大学生の私
私の名前は愛。
大阪にある保育大学に通う
普通の大学生だ。
小さい頃から
音楽が好きだった。
小学五年生から
ピアノを習い始めた。
気づけば
もう十一年。
ディズニーの曲も
ミュージカルの曲も
たくさん弾いてきた。
歌うことも好きだった。
でも私は
音楽大学ではなく
保育大学に進学した。
将来は
保育士になる予定。
それでも
音楽だけは
やめられなかった。
第2章 シュシュのコンサート
ある日。
SNSで
一つのコンサートを見つけた。
出演は
ミュージカルユニット chouchou
現役音大生による
ミュージカルユニット。
私は興味を持った。
ミュージカル。
ディズニー。
クラシック。
全部歌うらしい。
気づけば
チケットを取っていた。
そして
コンサートの日。
舞台に現れた七人。
ボーカル
後河内凜
黒崎愛萌
小薗和叶
ピアノ
光本彩乃
杉原梨心
フルート
玉田涼華
佃茉奈美
音楽が始まった瞬間。
私は
息を飲んだ。
「すごい……」
ミュージカルの世界が
そのまま舞台にあった。
その瞬間
私は思った。
この舞台に立ちたい。
第3章 ラッコって呼ぶ人
その頃、私は
彼氏と付き合っていた。
出会いは
TikTok。
ある日、LINEが来た。
「ラッコ」
それが
最初のメッセージだった。
「なんでラッコ?」
そう聞くと
彼は笑った。
「なんとなく」
意味はよくわからない。
でも
そのあだ名は
いつの間にか
私の名前みたいになっていた。
彼はよく言う。
「ラッコは歌ってる時
雰囲気変わるな」
私は笑った。
でもその言葉は
少し嬉しかった。
第5章 音大という道
音楽大学。
その言葉を調べるたび、
難しさを知った。
声楽。
楽典。
ソルフェージュ。
今の私には
足りないものばかりだった。
それでも思った。
やってみたい。
一度だけでも
本気で挑戦したい。
その夜、
私は彼氏に言った。
「音大受験したい。」
彼は少し驚いた。
でも、
こう言った。
「愛ならいける。」
その言葉は
思っていたより
嬉しかった。
第6章 初めての声楽レッスン
初めての声楽レッスン。
私は緊張していた。
ミュージカルは
歌ってきた。
でも
クラシックは違う。
先生は言った。
「まずは発声から。」
深く息を吸う。
声を出す。
それだけなのに
難しい。
でも
楽しかった。
新しい音楽の世界が
広がっていく感じがした。
第7章 クラシックの壁
声楽を始めて
すぐに壁が来た。
オペラ。
ドイツ歌曲。
イタリア歌曲。
言葉も
発声も
難しい。
何度も
うまく歌えなくて
悔しくて
泣いた。
それでも
やめたいとは
思わなかった。
第8章 奈良での生活
大学を卒業したあと、
私は奈良で
働き始めた。
昼は仕事。
夜は音楽。
声楽レッスン。
ピアノ練習。
楽典の勉強。
毎日忙しかった。
でも
夢に近づいている気がした。
第9章 音楽の楽しさ
ある日、先生が言った。
「音楽は楽しむもの。」
その言葉で
気づいた。
受験のことばかり
考えていた。
でも
音楽を好きになった理由は
それじゃない。
楽しいから。
第10章 受験を決める
ある日、
ついに決めた。
東京音楽大学を受験する。
簡単じゃない。
でも
夢は
挑戦しないと
始まらない。
第11章 受験直前
受験の前日。
東京のホテル。
緊張で
眠れなかった。
頭の中に浮かんだのは
シュシュのコンサート。
あの日の舞台。
第12章 試験の日
試験会場。
順番が来た。
深呼吸する。
ピアノが鳴る。
そして私は歌う。
ただ
音楽を楽しもう。
そう思って歌った。
第13章 合格発表
合格発表の日。
スマホを見る。
手が震える。
画面に表示された言葉。
合格。
私は
その場で泣いた。
夢が
動き始めた。
第14章 音大生活
音大の生活は
想像以上に厳しかった。
でも
楽しかった。
声楽。
オペラ。
ミュージカル。
すべてが
音楽だった。
第15章 夢の舞台
数年後。
コンサートの楽屋。
パンフレットを見る。
出演者の名前。
そこには
ミュージカルユニット chouchou
そして
私の名前。
舞台の幕が上がる。
客席の灯りが落ちる。
ピアノが鳴る。
フルートが響く。
私は歌う。
あの日
客席で夢見た舞台で。
# あとがき
最後までこの物語を読んでくださり、本当にありがとうございます。
この作品は、保育大学に通う一人の大学生が、音楽への夢を諦めきれずに音楽大学を目指すまでの物語です。
客席から舞台を見上げていた主人公が、やがて自分も舞台に立つことを夢見る――そんな成長の過程を書きました。
この小説を書く中で、私が大切にしたかったのは「夢を持つことの勇気」です。
夢は、最初から大きくなくてもいいと思います。
最初はただ「好き」という気持ちから始まるものです。
主人公の愛も、最初はただ音楽が好きな大学生でした。
でも、あるコンサートをきっかけに、自分の人生を変える決意をします。
物語の中で登場するミュージカルユニット
chouchouの音楽は、主人公にとって大きな転機となりました。
舞台の上で輝く音楽を見たとき、
「自分もあの場所に立ちたい」と思う瞬間があります。
その瞬間こそが、夢の始まりなのだと思います。
この物語はフィクションですが、
夢を追いかける気持ちや音楽への想いは、とてもリアルなものとして描きました。
音楽が好きな人。
夢を追いかけている人。
進路に迷っている人。
そんな誰かに、この物語が少しでも勇気を届けられたら嬉しいです。
そしてもし、
この小説を読んで
「自分も挑戦してみたい」
そう思ってくれる人がいたら、
それ以上に嬉しいことはありません。
夢は、客席から始まることもあります。
そしていつか、その舞台に立てる日が来るかもしれません。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
またどこかの物語でお会いできる日を楽しみにしています。
2026年
愛
客席の私が舞台に立つまで ― 保育大学生、音大を目指す @ai_0716
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