社会派ブロマンス小説と聞いて読みに来ました、とりあえず試し読みのつもりが一気に読んでしまいました。
神谷が追いかける事件が小説の大きな柱になっていて読みやすいです。事件が縦糸なら浅倉と神谷の友情?愛情?が横糸になっていて、アクセントとして最高でした。
ドライブやしばしの同居が、なにかロードムービー的というか、刹那的に一緒にいられた大切な時間という感じで感動的です。二人はきっと事件後二度と会わないか、会っても他人行儀に振る舞うのでしょうが、二人の心の中には、あの日々の記憶が温かくほろ苦く、ずっと残るのだろうなと感じました。
取材の様子がリアルに感じられて感心してしまいました。私も今新聞記者が主人公の話を書いているのですが、そのあたりがどうしても映画やドラマで見た感じになってしまって書けないなと思っていたので尊敬します。
あとは会話の自然さも好きでした。新宿だ→歌舞伎町?→いや、西新宿 みたいな会話のやりとりがリアルで好きです。
素敵な小説をありがとうございました!