最強の人型兵器TFの「生体ユニット」として造られ、感情を否定された少年(少女)イレヴンが主人公である。彼を人間として扱った研究者の失踪と実戦での孤立を経て、敵地の生存者と接触する姿が描かれる 。圧倒的な戦闘能力と「空腹」という人間的な欠陥の対比が印象的だ。重厚なメカアクションと、孤独な兵器が温もりを知る過程を丁寧に綴るSF戦記としての魅力がある。重厚なロボットアクションや、無機質な主人公の成長譚を好む読者におすすめできる。