田舎暮らし質問回答コーナー
ノノア
農地を借りることはできるのか?
コメントで農地は借りたり購入はどうすれば?みたいなことがあったので、お答えできる範囲で答えていきたいと思います。
まず、農地を買ったり借りたりすることは法律の解釈上は不可能なため、契約したとしても無効にされる可能性が高いです。というのも、農地というのは農業を生業としている人が取得するものであるため、家庭菜園として考えている場合、農業を生業としているわけではないので農地を購入することも借りることもできません。また、家庭菜園で利用する土地は法的に農地として扱われていません。
農地は生業として扱うため一応メリットはあります。私が知っている範囲でいえば固定資産税が税率が他の地目に比べて安くなることですね。それ以外の細かい法律の話は専門的な知識があるわけではないなので、私が書いたものより、農地法関連で調べていただけたらと思います。
では、農地がだめならどうすれば畑ができる土地を借りれるかに焦点をおいて考えてみましょう。
1.市町村が運営する農園
自治体が経営している市民農園になると思います。自治体によって規模や募集時期、規約などといったものが色々と変わるので最寄りの地域に問い合わせるといいかと思います。数件調べてみた感じですと10㎡ぐらいの畑を1年、道具の貸し出しの有無などがあります。金額も年間1万円ぐらいですので、比較的お手頃に参加はできると思いますが、地域によっては倍率が高く抽選の可能性もあります。
2.民間の運営する農園
企業によって様々サービスがあるため、市民農園と違い借りれる広さが選べたり、農機具の貸し出しやアドバイザーの質や金額など大きく変わると思います。一例ですが、10㎡を複数借りることができる所があり、長期にわたって契約更新が可能であったり、手ぶらで行くことができます。難点としては月3000~10000円といった感じで自治体に比べてかなり割高になっていることが多いです。
一部例外として休耕地を移住者向けや地域おこし協力隊の活動等、体験農園みたいな形で貸している自治体もあったようですが、そういった特殊事例があっても簡単に借りれるような条件ではないので、基本的に移住前提の制度になると思います。
これ以外ですと農家さんの知り合いがいる場合、農地法を無視してこっそりと借りるという事もあり得ますが、本来農地の貸し借りはしてはいけないため、契約が無効にされる事もあるのでこの辺りは判断が難しいです。
今後もう少し柔軟になってくるかもしれませんが、現状は簡単に農地を借りることはできません。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます