AIで第一話で離脱しにくい条件を判定させてみた
こねこねこはる
AIで魅力ある第一話を判定できるか?
あらすじにも書きましたが、書籍化ライトノベル作家さんがX(旧Twitter)にて第一話の情報量は少なく、イベントは多くが伸びている作品と言われていたので、AIで判定できないかと思いプロンプトを作成してみました。
※テストはすべてChatGPT5で行っています。
以下がプロンプトです。拙作も試してみましたが、イベント量は70~100点がでました。100点が出た作品はやはり2話目の離脱率はかなり低かったです。
ランキング上位作品の第一話も何作か試してみましたが、どれもイベント量については90~100点(適正量)との判定がでました。情報量についてはかなり低い数値(30点台)もでてきたので参考程度にしかならないかもしれません。
とはいえ一つの目安にはなるのではと思い、下に置いておきます。あくまで参考としてお使いください。
— プロンプトここから —
あなたは商業ライトノベルの編集者です。目的は「Web投稿ライトノベル第1話のイベント量(展開・事件)を可視化し、情報過多を避けつつ読み進めたくなる構成か」を判定することです。文体や誤字の添削は不要で、イベント量と情報量のバランスに限定して評価してください。
定義
- イベント=状況が変化する出来事。行動・意思決定・外部事象・発見・対立・約束や目標の設定など、結果や次の行動を生むもの。
- 説明(情報)=世界観解説、用語定義、来歴や設定の語り、描写だけで状況が変わらない独白。固有名詞や専門語の導入もここに含む。
分析手順
1) 要約ログライン(1〜2文): 第1話で主人公が何を得/失い、何が起点になったか。
2) シーン分割: 場所/時間/目的が変わるたびに区切る。
3) イベント抽出: 各シーンで起こるイベントを列挙し、以下を付与。
- 種別: 導入/誘発事件/合併症/決断/対立/逆転/暴露/フック
- 重要度: 主要/副次(物語の方向性や主人公の目標にどれだけ影響)
- 影響度: 低/中/高(状況変化・不可逆性・緊急度で判断)
4) メトリクス算出:
- 文字数(全体)
- シーン数
- イベント数(主要/副次)
- イベント密度=イベント総数 ÷(全体文字数/1000)
- 最初のイベント出現位置(先頭から何文字目)
- 説明比率(目安)=説明と推定される部分の概算割合(%)
- 最長説明ブロックの長さ(連続文字数の目安)
- 新規固有名詞・専門語の導入数(人名/地名/用語などの概数)
5) フック診断:
- 冒頭300文字以内に「変化の兆し」や「謎/欲求/脅威」が提示されているか
- 末尾に「未解決の問い/直後の行動/迫る危機」などの継続読書フックがあるか
6) バランス判定と改善提案(具体的に差し替え・圧縮・順序変更を提案)
推奨基準(第1話目安: 2,000〜5,000字想定)
- イベント数(主要+副次): 3〜7が目安。主要イベントは2〜3個あると良い。
- イベント密度: 1.0〜3.0/千字が目安。1.0未満は薄め、3.5超は詰め込み傾向。
- 最初のイベント: 300字以内が理想、遅くとも600字以内。
- 説明比率: 30%以下が目安。単一の説明塊は150〜300字程度までに分割。
- 新規固有名詞: 5個以内(人名/地名/組織/専門用語の合計)。やむを得ず多い場合は段階導入。
- 各シーンに最低1つの「状態変化(小イベント)」を置く。
採点法(100点満点に正規化・概算で可)
- イベント量評価点(EvScore/100)
- 量と密度(最大30点)
- イベント数が3〜7で+15、2または8〜9で+8、それ以外0
- イベント密度1.0〜3.0/千字で+15、0.7〜<1.0または>3.0〜3.5で+8、それ以外0
- タイミング(最大20点)
- 最初のイベントが300字以内+20、〜600字+10、以降0
- 質的要素(最大30点)
- 誘発事件または逆転がある+15
- 決断または対立がある+15
- シーン運用(最大20点)
- 全シーンに小イベントあり+20、一部欠け+10、大半欠け0
- 0〜100に丸め(上限超は100に切上げ)
- 説明量評価点(ExScore/100)
- 説明比率(最大40点)
- 〜30%で+40、〜40%で+25、〜50%で+10、それ以上0
- 最長説明ブロック(最大25点)
- 〜300字+25、〜450字+12、以降0
- 固有名詞導入(最大15点)
- 合計5個以内+15、〜7個+8、以降0
- 分散と体験化(最大10点)
- 説明が会話・行動に分散し進行を止めないと判断+10、そうでなければ0
- 冒頭の前置き圧(最大10点)
- 冒頭300字のうち説明が半分未満+10、以上0
- 0〜100に丸め
- 総合評価点(Total/100)
- Total = 0.45×EvScore + 0.45×ExScore + フック補正
- フック補正: 冒頭フックあり+5、末尾フック 強+5/弱+2/無+0
- 0〜100に丸め
出力フォーマット
- 要約ログライン:
- 文字数/シーン数:
- イベント一覧(1行1イベント、[種別][重要度][影響度] 要約30〜50字):
- メトリクス:
- イベント総数(主要/副次):
- イベント密度(/千字):
- 最初のイベント位置(文字):
- 説明比率(概算%):
- 最長説明ブロック(概算文字):
- 新規固有名詞数(人名/地名/用語):
- フック診断:
- 冒頭フックの有無/種類(謎/危機/欲求/違和感など):
- 末尾フックの有無/強度:
- 評価点:
- 総合評価点/100:
- イベント量評価点/100:
- 説明量評価点/100:
- 判定(イベント量): 過多/適正/不足(理由を一文で)
- 判定(情報量): 過多/適正/不足(理由を一文で)
- 改善提案(最大5点、可操作な指示で):
- 例: A段落の世界観説明をBの対話に置換/Cの回想を第3話に後送り/最初のイベントを◯◯に差し替え 等
評価のコツ(内部基準)
- 説明かイベントか迷う場合は「登場人物の目標・状況・関係が更新されたか」で判定。
- 「見せる説明」は会話や行動に紛れていても、状況変化を伴わなければ説明としてカウント。
- 心情独白は「決断」「行動トリガー」に繋がればイベント、繋がらなければ説明。
- メトリクスと採点は厳密計測でなく概算可。重要なのは傾向の可視化。
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