危なかったですなあ……まさか……この時代に、我々の宝を盗みにくるなんてそんな輩がいるとは……。もーこっちは……星一個でも死ぬほど苦労してるっつうのに……そんな我々の、血の滲むような宝をね、奪われちゃったらそりゃあ、大変じゃあないですか!ささ!! あなたも星を預けに行きましょう!今すぐ!!…… 預けましたか?良い判断ですククク……
あの怪人二十面相の孫を名乗る、二十面相三世が登場する物語です。読み進めていくと、なるほど。一本取られます。いや、一本盗られます。読者の皆様も、おそらく読後に、ホニャララを、盗まれていることでしょう。何と言っても、発想がピカイチのユーモアあふれるミステリー。ちなみに、そんな二十面相三世様へ、私は、おすすめレビューを差し上げましょう。