「フレイム！　　ポイズン‼︎ ウォーターボール‼︎!」

ぼくは、異世界召喚というものに巻き込まれて1人で謎の生物がうじゃうじゃいる平原へとやってきた。

事の始まりは、高校の下校中だった。

ぼくは、ゼロ

北上高校、2年生

自分で言うのもアレだがぼくはとびっきりの陰キャだ

下校中、俺が歩いていると後ろが光り、後ろにいた恋人らしき男女2人の下から魔法陣のようなものが出現した。

そして飛ばされる直前に魔法陣がぼくの足元にもギリギリ届いていたのだ。

だから今異世界にいるって言うわけだ

でも異世界といえば最初はステータスだよなと思って心の中で

（ステータス）

と唱えてみたり声に出して

「ステータス!」

と言ってみたりしたけど何も出なかった

だから最後の希望を持ってスキルや魔法を使うイメージで心の中で（ステータス）と唱えながらイメージをすると…

lv1 マレ・ゼロ・ゲラン

人族

［体力］100/100

［攻撃］65/65

［防御］150/150

［速度］50/50

［魔力］2500000/2500000

〈称号〉

魔力王

〈スキル〉

魔力操作【lv1】：魔力を自由自在に操る

魔力硬軟化【lv1】：魔力を硬化、軟化させる

魔力増強：レベルが上がるたびに通常の倍以上魔力が増える

ステータス可視化：ステータスを可視化する

こんなステータスが出てきた

「魔力に特化しているな」

「攻撃がないのにどうやってこんなところを歩き回れって言うんだよ」

ぼくはしばらく考えた

そしてある方法を思いついた

「スキルの魔力操作は魔力を“自由自在に操れる” 魔力硬軟化は魔力の“硬さを自由自在に変えれる”みたいなものだ」

「この二つを組み合わせれば魔力を固めて攻撃をしたりできると言うことだ」

と言うことで実践してみることにしてみた

「まずはあそこのスライムかな… 魔力をイメージして　拳の形にして硬化する」

「そして思いっきり殴る」

するとスライムがバラバラになって動かなくなった

「た、倒したのか？」

ぼくは咄嗟にステータスを確認する

lv1 マレ・ゼロ・ゲラン

人族

［体力］125/125

［攻撃］75

［防御］150

［速度］50

［魔力］2505500

〈称号〉

魔力王

〈スキル〉

魔力操作【lv2】：魔力を自由自在に操る

魔力硬軟化【lv2】：魔力を硬化、軟化させる

魔力増強：レベルが上がるたびに通常の倍以上魔力が増える

ステータス可視化：ステータスを可視化する

「数値が上がってる」

スライムは倒せていたようだった

だがスライムはこの草原にいるモンスターの中でも一番弱そうなやつだった