エモい青春短編集

ことは

真夏に咲いた花

               

澪海みうー!

コンビニで明日の朝用のパン買ってきてー!

えー、やだよーめんどくさいー!! 

なんで私が行かないといけないのー!? 

アイス買ってきていいからさー 

えーしょうがないなー 


ほんとになんで私が行かないといけないのー? 

で、パンを買えばいいのね。 

あれなんか入口に見たことある、え!?

なんでしんがここにいんの!? 

いや、近所だし。 た、たしかに。 

何買いに来たん? 

なんか暇だったから散歩ついでに的な。

私なんてパン買ってきてーって言われてさー 

自分で買いに行ったらいいのになんで私に行かせるのかなー? 

私もつかれてんだけどー。 

あ!そうだ一緒にアイス買ってそこの砂浜で食べない? 

いいけど、、 (澪海ちゃんのほうから誘ってくるなんて珍しいな) 

ねぇなにアイスがいいかなー? 

何で迷ってるの? 

えっとねーこのバニラか期間限定のパイン! 

バニラは安定においしいけど期間限定って言われるとさーどうしよー! 

じゃあ二つとも買って半分にすればいいじゃん。 

真はこの二つでいいの? うん。 

いやーひさしぶりに2人でこうやって歩いたね― 

小さい頃は毎日一緒にいたのに、ちょっとさびしー、なんて。

いや、これは、 寂しかった? 

あ、えっと冗談だってー!! (危なかったつい心の声が、、さびしい、なんて。)

俺は寂しかったけど。 え?何言って、 

俺はガキの頃からずっと澪海ちゃんだけを見てきた。 

な、なに言って、、! 

だってそっちが離れっていったんじゃん!! 

私だって寂しかったし、!! 

え?真? ねぇこんなところで、、 いいでしょ夜の砂浜なんて誰もいないし 

でもっ! まぁ、いっか、 

ねぇ美海ちゃんずっと叶えたかったことしていい? 何するの?

澪海って呼ぶ。 いや、それはちょっと心の準備ってのが、さ? 

だってそっちは真でしょ? でもー!! 

澪海、そろそろ帰る?おばさん心配するんじゃない? 

やだ。真といたい。            




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