にとらかぼちゃ詩集
にとらかぼちゃ
時輪めぐりの詩
灯りの消えた恍惚の世界を 飾る曼珠沙華
真っ白なお前の肌を焦がすような
紅い月が昇る
その身を投げて奴隷は謳う
賢者の勲(いさおし)
革命の鐘 想いを乗せて響く
時輪めぐりの涙を数えて
広がる景色に朝は見えない
軋む鼓動は火花散らして
凍てつく心も溶かすだろうか
時輪めぐりの涙を数えて
奈落の空へ君は飛び立つ
一夜限りと願うほどに
雷鳴は翼を叩きつける
紅く燃える月を目指して
帷の降りた盲目は優しく語る 万華鏡
探してた答えにたどり着く時
紅い月は沈む
真っ逆さまに落ちてく
身体を包む慈眼の風
刹那を越えて
挫くな弱き心に
時輪の口笛を鳴らして
行くのだ、今
時輪めぐりの涙を数えて
進む座標に夜はいらない
たぎる生命は火柱あげて
氷の大地を砕くだろう
時輪めぐりの涙を数えて
奈落の空をツグミはゆく
遠い明日を歌いながら
錆びついた翼は闇夜を蹴る
紅く燃える月を目指して
イーランサイ
ニーリンハイ ニー
イーサイヒィヤ
(明星は無く 闇夜も知らない 只
【解説】
人間の欲望が増大し追い詰められた奴隷の1人が祈りの中、海に身を投げた。
原因である包み込む虚無から世界を救うために
1人の賢者が白いツグミに姿を変えて
紅い月が昇る魔王「ガジャタマス」の元へ向かう。
暗黒の夜の世界には朝は見えない。
一夜飛べば着くはずの空は黒い雲に覆われ、雷鳴が響き、何度も勇者を叩きのめす。
賢者の勲と共に。
革命の鐘を鳴らせ。
という私の頭の中の物語
※Instagram⇒@nitocbo
にて
「時輪めぐりの詩」
「そぞろごと」
「ラムネソーダ」
「ヨルノセカイ」
の弾き語り動画あげてます
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