「ごめんなさい」(三)-12月16日6時30分への応援コメント
人目がない瞬間には自転車以上の速度で走り、五段飛ばしで階段を上るほどの力があるのに、入口の小さな鈴にはしゃがみ込んで「やだ」と怯えてしまう。このアンバランスさが、梓の「強大な怪物」と「追い詰められた少女」という二面性をよく表していますね。
そして最後の「寝て、起きて」の反復が重いです。その合間に「殺して、食べて、消して」が淡々と挟まることで、これが一度の悲劇ではなく、何か月も続いてきた梓の日常なのだと実感させられました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ヴァンパイアという滅茶苦茶強いのに欠点が多い生物の魅力を伝えたくて……という気持ちで書きました。
「ごめんなさい」(二)-12月15日23時48分への応援コメント
前話の凄惨な吸血から一転して、梓が検索しているのが「学生」「家出」「泊まれるところ」なのが胸に刺さりますね。殺人を犯して生き延びるヴァンパイアでありながら、やっていることはお金を数え、日の出を気にして、今夜と明日の居場所を必死に探す家出少女そのものなのが切ないです。
「お風呂、入りたいなぁ」というささやかな願いも、この生活では贅沢になってしまう。そして最後に眠る姿が「死体のよう」と描かれることで、梓がもう人間ではないという事実を静かに突きつけてくる締めが印象的でした。
「ごめんなさい」(一)-2023年12月15日23時15分への応援コメント
ここまで描かれていた「普通の高校生になりたい梓」から一転して、わずか数か月前にはこんなふうに人を襲って生き延びていたのか……と、その落差が強烈でした。殺して血を吸い、金まで奪いながら、何度も「ごめんなさい」と謝り、最後には手を合わせるところが、梓の罪悪感と生存本能のどうしようもない同居を感じさせて胸に残ります。
そしてブラックドッグの登場で、単なるヴァンパイアものではなく、都市の裏側に異形の仕組みが存在していることが一気に見えてきましたね。「またご利用くださいませ」という事務的な台詞が、この凄惨な場面では妙に恐ろしく響きました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
何の説明もなくいきなり過去編に入りましたが、伝わってくれて嬉しいです。
普通の高校生になりたいと願っても、目先の食べ物のためにこうするしかなかった、をしばらく描いていきます。
「いただきます」(二)-4月18日19時21分への応援コメント
前話では梓にとって幸福な「ごはん」でしたが、今回はそれを見守る両親の胸中が描かれて、一気に家族の物語として深みが増しましたね。特にお母さんの「食べ物なんだから、あんまり気にしないの」が好きです――異常なものを異常扱いせず、娘が生きるための食事として受け入れようとする愛情が、この一言に詰まっているように感じました。
そして血液を囲んだ食卓が、最後には家族三人揃っての「ごちそうさまでした」で終わる。このいびつさと温かさの同居が、とても切なく印象に残ります。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
異常や罪を受け入れてそれでも守る、という食卓が本作のテーマの一つでもあります。言語化していただけて、伝わっているようで嬉しいです。
「いただきます」(一)-4月18日18時12分への応援コメント
「今日はごはんの日」と楽しみにしている梓が無邪気で可愛い一方、その“ごはん”が血液パックという落差が強烈ですね。特にお母さんが「それは梓のごはんよ」と当たり前の食卓として受け入れているところに、この家族が梓をどう愛しているのかがよく表れていて好きです。
そして、血を飲む瞬間には過去に殺した人間の首筋が蘇り、梓自身も快楽を否定しない。「だって私は、ヴァンパイアだから。」という締めが、普通の高校生としての梓とは別の、紛れもない彼女の一面を感じさせて印象的でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
梓の二面性の部分をどう感じるか不安でしたが、肯定的に感じていただき嬉しいです。殺人の快楽を否定しないけれど、罪悪感は残り続けるという余韻を感じていただければ幸いです。
残酷な快晴(二)-4月9日11時44分への応援コメント
梓にとっては「普通の高校生らしくクラスメイトに囲まれる」という嬉しいはずの出来事なのに、正体を隠すためには嘘を重ねなければならない、この幸福と罪悪感の同居が切ないですね。由佳が再び助け舟を出してくれる場面も頼もしく、梓が「きっとなれる!」と希望を抱く流れがとても眩しいです。
だからこそ、最後の「地下鉄で帰ってるんだ」が怖い……。梓から見れば親切な友達なのに、由佳の視点に切り替わった瞬間、その親切の裏側にある執着がじわりと見えてくるのが印象的でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
嘘と罪悪感にまみれた希望、というのが本作のテーマの一つなので、触れていただいて嬉しいです。
どうしても作品の流れの都合上、由佳が本格的に出てくるのはだいぶ後なので、爪痕を残してもらおうとしました。残せたようで安心しました。
残酷な快晴(一)-4月9日9時35分への応援コメント
「普通の高校生」になるための第一歩が、ヴァンパイアにとっては快晴の校門をくぐるだけでもこれほど恐ろしい――という描き方が切ないですね。そんな梓を何気なく前へ連れ出してくれる由佳との出会いが温かく、梓にとって救いになる場面なのが印象的でした。
そして最後の一文、由佳側では既に「何気ない出会い」ではないことが示されるのがいいですね。あらすじにあった“異常な執着”の始まりを感じさせて、穏やかな入学式の場面が一気に不穏な色を帯びました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
不穏さを感じていただけて嬉しいです。由佳が「ただの友達」では済まさないことを予見するつもりで書きました。
似合わない-4月8日23時20分への応援コメント
1章を読ませてもらいました。
正直最初は題名からなんとなくかわいい感じのお話なのかと思いましたが、いい意味で全然違いました。
主人公や家族の苦悩が伝わってきます。
時間を見て2章以降も読ませていただきます。
作者からの返信
ありがとうございます!
中盤まで読んでいただき、とても嬉しいです。
意図的にギャップのあるタイトルにしてみました。
お楽しみいただければ幸いです。
転落(一)-2023年3月22日21時37分への応援コメント
辛い、辛すぎます。報われなさすぎる。
「ごめんなさい」(一)-2023年12月15日23時15分への応援コメント
ヴァンパイアにされた者は被害者でもあるせいか
捕食してもすまながったり、謝ったり念仏を唱えるシーンを読んだ記憶はないです。すまながる子はいたかもしれませんが個性的だと思いました。
そして千円で死体の処理を受け持つ謎の異形が式神のようなシトのような面白い描き方だと感心してます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ヴァンパイアといえば、どこか高圧的だったりする者が多いので、本作では被害者としての扱いを強調してみました。
ブラックドッグの独特の雰囲気も気に入っていただけて嬉しいです。
「いただきます」(一)-4月18日18時12分への応援コメント
あずさが血液パック(B・rh +)から
お食事をするシーンが妙にリアルで
かわいそうだけどいたいけな、もっと飲めそうという感じ、
お腹が満ちたあという感じも伝わってよい文章表現だと思いました。
残酷な快晴(一)-4月9日9時35分への応援コメント
一人称視点で主人公の心の声が分かりやすいですね……
こういう心理描写ができるの、尊敬します。
作者からの返信
ありがとうございます!
そうおっしゃっていただけて嬉しいです。情景描写しつつ心情も描写できるよう頑張りました。
「いただきます」(一)-4月18日18時12分への応援コメント
食事シーンなのにお耽美アトモスフィアに満ちるのは、
やはりヴァンパイアだからか……
残酷な快晴(一)-4月9日9時35分への応援コメント
Xからおじゃまいたします。
「ただ怖いだけなんだから。大丈夫。体が燃えたりしない。」
この文でぞくっと来ました。掴みッ!
作者からの返信
ありがとうございます!
掴みが成功して嬉しいです!
残酷な快晴(一)-4月9日9時35分への応援コメント
Xから来ました。
まず冒頭8行で引き込まれました。
星野さんとの今後が気になりすぎます🎶
作者からの返信
ありがとうございます!
そう言っていただけて嬉しいです。星野由佳が出てくるのはだいぶ後ですが、良ければ読み進めていただけると大変うれしいです!
残酷な快晴(一)-4月9日9時35分への応援コメント
Xからお邪魔いたします。
雲一つない「快晴」を最悪の恐怖として描く導入から、吸血鬼である主人公の孤独と切実な願いが痛いほど伝わる、繊細で美しいプロローグですね
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!
嬉しいです!! プロローグ自信が無かったので励みになります。
限界-3月19日23時55分への応援コメント
うわぁぁ!
おすすめの通り、山場がここにきてました!
すごくいいですよ!
ママからの手紙が切ない。これは苦しい。
梓の帰りたくなる気持ちがわかりすぎますね!
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!
そう感じていただけて本当に嬉しいです。永遠に続く孤独を破ったのは母からの愛でした。
転落(一)-2023年3月22日21時37分への応援コメント
せつなーい。普通の高校生活を送っていただけなのに、突然化け物に落とされるなんて……
こわい雨-2024年2月9日23時20分への応援コメント
梓がすする血は老若男女、好みはあるのだろうか。とそんなことを考えながら読んでいます。
中世ヨーロッパの力あるヴァンパイアのイメージとは違う、現代社会でどう適合しながら生きていくの楽しみにページをめくっています
作者からの返信
コメントありがとうございます!
彼女は直接語る事はあまりないですが、設定上、好みがあるように書いています。
平和な現代でどう足掻いて生きるのか、これからもお楽しみいただければ幸いです。
「いただきます」(一)-4月18日18時12分への応援コメント
わああ!アルビノじゃなくてヴァンパイアでしたか。
いや、タイトルにも書いてありますけど、ヴァンパイアが、日常に溶け込んだ時のリアル感が伝わってきてすごくいい。
残酷な快晴(二)-4月9日11時44分への応援コメント
謎めいたキャラクター設定を、自然に文章に入れているところが素晴らしい。
ついつい説明になりがちなところをぐっと押さえて、過分なくミステリアスに描いているところが素敵。
この後、梓がどんな物語を紡いでいくのか、これから読み進めたいと思います。
ファーストキス-5月23日14時20分への応援コメント
更新再開ありがとうございます!
また、愉しませていただきます。🙇
作者からの返信
Unkさん
コメントありがとうございます! いつも♡もありがとうございます!
これからもおたのしみいただけるようがんばります!
ぜいたくな夜-2月11日18時30分への応援コメント
自主企画の参加、ありがとうございます!!
ヴァンパイアになってしまったであろう少女が頑張って生きてる、、、。多分僕だったら耐えられないやつです、、、(笑)
この小説を読んで2つ思った事があります。
一つ目は改行があまりにもないこと。
この小説は面白いです。面白いですが、やっぱり読みにくいと感じてしまいました。改行があるだけでも読みやすくなるのでおすすめです。
二つ目は文の初めに空白がないこと。
今書いてるみたいに文の初めに空白があると、どこで話が途切れているのかわかりやすくなります。
二つとも小説の読みやすさに関係するものです。読者は第一話目で読みにくいとどうしても読む気が失せてしまいます。
少し、工夫するだけでも読者は喜ぶと思います!!
以上です!!
長文失礼しました。うざいと思ったら消してください。
ただ、これだけは言いたいです。
貴方の小説は面白いし、うまい!!
これからも頑張ってください!!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
また、率直な感想・助言をいただきまして、誠にありがとうございます。
後ほど、頂いたコメントをもとに、大規模な改稿作業を行おうと考えております。
私は普段パソコンで執筆・読書をしているので、スマホでお読みになられている方の見え方に気づけていませんでした。
貴重なご意見、大変助かります。
これからも頑張ります。
被害者の私-3月28日14時50分への応援コメント
刑事なんていう特に疑い深いだろう人間相手に、最後まで騙し切る事は出来るのか
作者からの返信
コメントありがとうございます!
娘の未来のため騙しきる親たちをご覧ください。
輝ける世界へ(一)-3月23日8時20分への応援コメント
1ヶ月10万かぁ
お金減るの早そうだけど食費は0だからそうでもないのか…?
作者からの返信
応援コメントありがとうございます。
学生がそう簡単に稼げる量ではないので、この後もこの薬代は梓の前に立ちはだかり続けます。
限界-3月19日23時55分への応援コメント
こっからあらすじに繋がるのか
作者からの返信
応援とコメント、誠にありがとうございます。
ようやくあらすじに繋がるところまで書けました……物語を追いかけてくださってありがとうございます。
こわい雨-2024年2月9日23時20分への応援コメント
雨を浴びれば顔も手も焼けて崩れていくのに、それでも空腹になれば人間を追いかけてしまう――梓の吸血衝動が、理性ではどうにもならない生存本能なのだと凄まじく伝わってきました。特に大金を見つけて思わず「やった……」と喜んだ直後、殺した人々の影に見下ろされるくだりが痛ましく、罪悪感が決して麻痺していないからこそ苦しいですね。
それでも最後には「だっておなかがすいているから」に戻ってしまう。この作品のタイトルである「はらぺこ」が、ここではとても残酷な意味を持って響きました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ヴァンパイアは実在しないので、頑張って吸血衝動は抗えない物だということを呼んでくれる方に伝わるよう、描いたつもりです。伝わっていてうれしいです。