あとがき
あとがき
(このあとがきは本作を書き上げた2022年のものです)
本編読み終わった方。
一旦、画面から目を離してください。
そして目を閉じて。
余韻に浸ってください。
こっから先は、なんか思いのままに書いた作者の部屋です。ごちゃごちゃしてます。
だからまずは本編の余韻を大切にしてください。
はい。
心が落ち着いた方、どうぞお進みください。
3年、休暇は十分楽しんだだろう、トッチー。
さぁ、目覚めの時だ!
今トッチーの元に百合小説は蘇った!(ダインスレイヴのテーマ♫)
どうもお久しぶりです。初めましての方は初めまして。
トッチーです。
この度満を辞して新作百合小説「キスってよくない」をお届けすることができました! うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!(大 歓 喜)
嬉しい! ちょー嬉しい!
嬉しすぎてあとがき、なんてものも書いちゃってます。
すごい!
文庫本で最後に見るやつだ!
渾身の力作をとうとう世に放てるということで感極まっております。ようやくですよ。少々感傷に浸りながら駄弁らせてください。(ここからは勢いのまま書いてるので誤字脱字、ぐちゃぐちゃ文章許せ)
いやぁ、本作品を書き始めたのが2019年の5月、最終版になったのが2022年の3月。
約3年ですね〜。どんだけかかってんねんw
3年もあれば色々と変わりましたよ。
高校卒業して〜大学入学して〜失恋して〜なんか男じゃなくなって〜そしてもうすぐ就活が〜。
本作品の第一章を入学式直前に公開したんですよ。そして今、数日経つと三年生になります。
いや時の流れ!
3年かかった言い訳マンションなんですけど、高校生の頃って学校で隙間時間がめちゃあったんすよ。スクールバスだったので通学時間暇、昼休み暇、授業と授業の間暇。
そんときに執筆してたんで、結構書けてたんですね。
隙間時間に書くのって私からすると効率良いんですよ。
書いてると、表現方法悩むじゃないですか。そしたら授業の時間になんて書こうかな〜って考えられるんです(勉強しろ)。で授業終わったらまた書くと。これの繰り返し。
でも大学生になるとどうでしょう。
通学自転車。
授業の間部屋移動。
そしてなによりコロナの影響でオンライン化が進み在宅時間が長くなる。
すると私は動画を見たり、ゲームしたり、ガンプラ作ったりしちゃうのです。
つまり自由時間が多すぎると、より時間を必要とする趣味を行っちゃう、というわけです。しかも大学で映像の勉強しててそれが拍車をかけて……。
OMG。
このへんがだいたいの原因ですね。
遅くなり大変申し訳ありませんでした。
さて作品について語ろうねトッチー。
一番最初のコンセプトとして、キスが嫌いな女子とキス大好きな女子の攻防が書きたいなってなったんです。ガルコメ特有の一筋縄ではいかない、笑いあり涙あり駆け引きありの恋愛模様ね。凸凹カップルいいなって。
それが最初でしたね。
前作小説が書き終わってそう日が経たないうちに書き始めたはずです。
高校生すげー。
ただ、キスが大好きってなっても遊び人はなぁ……ってなりました。それで主人公を追い求める一途な茜の人物像ができました。
では逆にキスが嫌いな理由ってなんだろう。
そう考えた時、リア充嫌い、とか衛生観とかっていうワードが出て、それって頭いい人がロジックを武器にしたら強くねってなって、まりーの人物像ができました。
ふう、3年前にもなると、最初の頃の記憶が……。
ちゃんとメモしとけや!
3年もかかれば、書き始めと終盤での差にびっくりもしますよ。ええ。
今見返すと序盤ってこんな感じなんだー(他人目線)ってなりますもん。てか高校生が書いたんだよ? 実質別人じゃん。
てか序盤のまりーマジで口悪いよな。茜にババアとか言うんだよ。口わっる、ひょえー。
長谷川は書き進めていくうちに、初登場シーンと食い違いが発生して修正したりもしました。
初期設定だと、変わらずヤンキーっぽいけど、キスなんて破廉恥だと思ってるウブで、茜のことになるとめちゃズッキュンしてる女の子でした。
例えば、廊下で茜がまりーの浮気を疑うシーン。
「違うし!」
「もう、可愛いなぁ」
茜に大変遺憾な勘違いをされ、私は廊下にもかかわらず吠えてしまった。
「浮気……嫉妬……そそそそれってつまりウチと茜が……⁉︎」
「なにこいつ、ニチャニチャしてきもい……」
そして長谷川に関しては私達の傍らで頬に手を添えうねうねしてる。気持ち悪い。
いきなり威圧してきたと思ったらこの有様。生態訳分からん。
初期だとこれでした。違うね。うん。
最後のまりーのラブホをからかうシーンも、最初は
「ララララララブホ⁉︎ はれんち!」
とか言う予定でした。
それとね3年経つと、時事ネタがズレるんですよ! これが困っちゃった。
EUのイギリスの記述だって、当初はまぁタイムリーですけど今から見たら何年前よって話だし。まぁ無理矢理繋げちゃったけど。
時事ネタで、序盤まりーがボイスレコーダーについて言うシーンがこちら。
「裁判所がこの件を取り扱ってくれるの? こんなくだらないこと。なんて言って掛け込むの?」
「くだらないことって……え? ダメ……なの?」
「……」
やっぱりこいつ、アホだと思う。
「え、だってだって、この前の吉本の社長だって、テープ回して——」
「あれは規模が違うでしょ」
「ボイスレコーダーは証拠を押さえる最強アイテムってヤフー知恵袋が……」
はい。深くは語らないですけど。
これを書いてた頃は、この事件がまだ記憶に新しい時だったんですねぇ。しみじみ。
こんな感じで折角いれた時事ネタも公開する頃には太古の昔なんてこともあるので、時間のかけ過ぎはやっぱりよくないよ。
さて皆さん、今回登場したキャラクターには愛着持てましたか?
茜。
健気で可愛いですね。おふざけ気質ですが、意外としっかりしてて、いい彼女。ベッドシーンでの情欲漲るセリフ、たまりませんねぇ。
長谷川。
お前、いいやつだな泣。
めっちゃ熱い女。かっけぇよ長谷川。最後のバイクのシーン、うおおおおってなるよね。なる。頭ん中でUNICORN流れるもん。長谷川には幸せになって欲しいです。
まりー。
ひねくれてんなァッ!
改めて読み返すと分かりますが、まりーって最初と比べると超柔らかくなってる。黒曜石と豆腐くらい違うよね。だんだんデレる(?[#「?」は縦中横])感じが可愛らしいですね。
ここだけの話、まりーの描写は結構苦労しました。だってこの子思考が高すぎて常識外れだから、ムズいんですよ。書いてる私も常識外さなきゃいけない。
まりーの性格っておおもとを辿ると私自身なんですよ。私が世間に思ってることを100億倍くらいに強く、濃く、鮮明にしたのがまりーです。(私がまりーと同じ思考ってわけじゃないよ。別に他人見下してないし、恋愛くそとか思ってないです。勘違いしないでね!)
100億倍もすれば、私本人からかけ離れもするからその考え方をトレースして、この瞬間だったらまりーはこう考えるな、って巡らすのが中々に難しい。それが楽しいんですけどね。
それとまりーの頭が固い感じを出すため、博識感を出すため文章表現も工夫しています。あえて難しい単語使ったり、専門家特有の長文並べる感じを意識して書いてます。この辺はまだまだ黒曜石な序盤で顕著ですね。
これもまた難しかった。慣れんよ。だから私にとっては豆腐になっていくにつれて書きやすかったかな。
こんな感じでクセが強すぎるキャラに仕上がってしまいました。てへぺろ。
そんで私心配な点がありまして。
それは。
黒曜石な頃のまりーに嫌気がさして読者が離れてしまわないかが、とても心配です。
最初のほう、なんやこいつって思われて、読むのやめるわってなるのが怖いです。お願いだから最後まで呼んでくれ!(ここまで読んでくれたあなたありがとう。ちゅ)
その気持ちも分かるけどね!
今回表紙絵を担当してくれてぽよさんからもらった感想でもさ、ツンデレになるにつれて読みやすいけど、主人公がひねくれててイライラしちゃうとこもあってって言われて、そうだよなぁと思いつつ……。
……。
……。
……。
表紙絵ッ!!!!!!!!!!!!
そう! 見ました皆さん⁉︎
本作なんと表紙絵描いてもらったんですよ!
パアアアァッ!(感情の昂りを表現)
改めまして、今回表紙絵を担当していただいたのは、ぽよさん。
可愛らしいイラストとかお美しい絵画を描かれているいと尊きお方です。
表紙絵めちゃくちゃ可愛いですよね⁉︎
ぽよさんの絵のタッチが好きで正式にお願いをし、こんな感じで描いてくださいって色々オーダーしたんですけど、もう期待をどかーんと飛び越えるぐらいのとんでもなくすんばらしいイラストが見せてもらってたまげました。完成手前で拝見したんですけど私の驚きようすごいですよ。
はい、表紙絵のここ好きポイント。
瞳とか肌とか髪の細やかな色の重なり。
キス求める茜とやめろッて感じのまりーが可愛らしく表れてる。
対比になってる二人の表情。
メガネの質感。
ジャスミン(茉莉花)の髪飾り。
背景のふんわりとしたペールトーン背景。
くっきりと主張して、流れるように美麗なタイトル。
個性豊かな茜とまりーを存分に描き起こしてくれました。
もう本当にありがとうございます。
最高です涙。
さて、最後に今後のお話をしようかな。
次回作というか、新しい創作百合小説の執筆がもう始まっています!
今回も読み切り。
展開とか世界観とかエンドとかキャラも結構固まっている感じです。
ざっくり説明するなら
「世紀末百合」
って感じかな。
本作と同じように第一章が書けた時点で、そこだけ先行公開しようかなって思います。
そんで本投稿するのは全部が書き終わってからです。
先に言っときます。
完成するのは数年後です!
ヨイショ〜〜〜〜〜!
はい。
早く書けっていう方。
ごもっともです。
でもごめんなさい。
同窓会には行けません。私は今シンガポールに……じゃなくて、前述の通り私多趣味すぎて、時間足んないんですよね。しかも就活とか卒業に向けて色々始まるし。
それにモチベにルーティンがあるの。
だいたいガンプラ作りたい時期、ゲームしたい時期、小説書きたい時間がループしてます。この時期ってだいたい数ヶ月なんで、小説タイムに入ると結構書けるんですが、他タイムはすっごい遅いです。
だから次回作も例に漏れずこのルーティンの中で書くのかなって思います。
また待たせると思う。
ごめんね。
でもやっぱりモチベーションが高いときに書くと、低いときより上手く書けるなって感じはする。
私の小説執筆は趣味です。
だから何かに追われて迫られて書くのが嫌なんです。自分のペースで書いていきたい。
これが私のポリシーです。
今回私を好きになってくれた方(いたらいいな。いるよね? いて)、どうか気長にお待ちください。
完結させたいっていう意志はちゃんとあるので、私が死なない限り、いつか絶対に投稿できます!
ツイッターやインスタグラムで生存確認はできると思うので、気になる方はフォローお願いします!
本小説の感想等をリプでもDMでもいつでもどこでもお待ちしております!
感想はクリエイターにとっては大切なモチベーションです。
誰かが楽しんでくれた、感動してくれた、思うところがあった。それを教えてもらえることはこの上ない幸せなのです。直接伝えるのは恥ずかしいな、迷惑かなとか考えちゃうかもしれませんが、そんなこと全然ないです! あなたの声お聞かせください。
面白かったなって思ってくれたら拡散もお願いします!
また別のお話にはなりますが、先輩JKが後輩JKに甘えちゃうてぇてぇ百合小説も投稿しています。本作の「一月下旬」にてチラッと出演した演劇のお二人が主人公となっております。文庫本一冊分くらいですのでそちらもおススメです。
ぜひよろしくお願いします!
それでは最後に謝辞です(おお! 謝辞だ! 文庫本で最後に見るやつ!)。
ぽよさん。
素敵なイラストを描いていただき、重ねてお礼申し上げます。表紙絵のおかげでまりーと茜の物語はワンランク上へレベルアップすることができました。またぽよさんの活動制作の方も応援しています!
うどんさん。
前作で感想やフォローもしていただき、かつ3年という長い時間ずっと待っていただけました。投稿遅すぎる私を見限っても全然おかしくないのに、応援していただけるなんて奇跡だと思っています。ツイッターでもいいね送ってもらえたり、待ってくれているファンがいるという事実は、本当に心の励みになりました。お待たせしました。本作品を楽しんでいただけると幸いです。ありがとうございました!
描写表現にご協力いただいた皆様。
メイクやファッション等、まだまだ知らないことが多い女の子の世界を表現するため、色々教えてくださりありがとうございました。
読者様。
これを読んでいるそこのあなた。数ある作品の中から本作品を選んでくださったのはきっと神の巡り合わせでしょう。まりーと茜の恋路を見守ってくださり、本当にありがとうございました。
以上!
それでは次回作でお会いしましょう!
全ての人が安心して暮らせるような平和が世界に訪れることを祈って。
2022年 3月 29日
トッチー
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