第四話・ごめんなさい……この作品、これ以上は短編にも長編にもならなかったです……ムリでした〈作者・談〉
オレは帆花、美葉、玻理奈のエロ娘三人を連れて近所の公園にやって来た。
帆花が歩きながら言った。
「作者、ちょくちょく作品のシーンで公園だしてきますね」
「読む側がイメージしやすいからな」
帆花が東屋を指差して言った。
「作者、あの東屋で【昼間っから全裸露出】してもいいですか? よくホムペでは、やっていますよね……【男女の時間を止めて脱がしたりして】」
「やめておけ……どこかで、カクヨムの運営がドローンを使って監視しているかも知れないからな……あそこのベンチで一休みしようか」
オレはキッチンカーで販売していた、ソフトクリームを買ってきて三人に渡した。
「ほら、食えオレのおごりだ」
「よっ、貧乏人の見栄っ張り」
「黙って食え」
ソフトクリームを、いやらしい舌使いでナメながら美葉が言った。
「ホムペの百合エリアにいる真性百合の、
「いやいや、あのエリアは百合なんて、生やさしいレベルじゃないから……例えるなら二匹のナメクジが、絡み合っているような生々しい場所だから」
白いソフトクリームを、唇の端から垂らしながら玻理奈が続けて言った。
「じゃあ、エロホムペにいるBL系の男性二人をこちらに連れてきて、カクヨムのBL系キャラと絡ませるとか」
「そういう、交配的な絡みはやめてくれ」
その時、空間に穴を開けて海賊姿のロヴンが、波と一緒に現れた。
「ちょっと様子を見に寄ってみたけれど……大丈夫みたいだね」
「おかげさまでな……エロ娘たちが、発情暴走しそうになったら頼む」
「了解……この小説、一応ラブコメ設定ですよね、作者もラブコメらしい展開に参加して、話しを進めてくださいね」
そう言い残してロヴンは消えた。
(ラブコメらしい展開? この状況でどうすれば?……ラブコメに)
オレは、作者が登場している自作品で、ラブコメの主役になれる方法を考える。
いきなり、帆花が読者に向かって手を振りながら、第四の壁越えで言った。
「読者のみなさーん『帆花にやらせてみたい、どぎついエッチなコト』ありませんか? 帆花なんでもしますよぅ……ピーの穴に指突っ込んで体、裏返すコトも……」
「わーっ、うわぁーっ、帆花なんてコト言うんだ! 本気にした読者がいたらどうするんだ!」
「えーっ、ダメなんですか? エロホムペでは、義理のお兄ちゃんに催眠かけられてやらされましたよ」
「ここは、カクヨムだ! それを忘れるなオレを垢バンにしたいのか! ■■■■とか■■■の性的な単語はダメ……あっ!」
「作者、■■■■の単語がカクヨム検閲で黒く塗り潰されて■■■!」
「おもしろがって
オレは少し考えて、エロホムペから迷い込んできた愛すべきキャラたちを、カクヨムで生かす方法を思いついた。
「
涙ぐむエロ娘たち。
「作者……愛ですね……歪んだ」
「優しいんですね……見せかけの」
「過激なエロ抜きでも、カクヨム内で強く生きていきます……エロさせろ」
こうして、これ以上の危険なエロネタが尽きたオレは、エロ娘たちを作品内にモブキャラ分散させるコトで解決させた。
(だいたい、作者が登場する自作品で、キャラ相手にラブコメなんて最初から設定にムリがあるだろう……これでいいのだ)
~おわり~これ以上どう書けと?
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