ハッチの下

 降りるのはハシゴで、深さは地下一階分ほど、床は剥き出しの土で、コンクリート打ちっぱなしの天井、電気式のランタンが点在していてここでは灯りを持ち歩く必要は少ないです。


 降り立った地下空間は、大きさとしては学校の教室の半分ぐらい、断熱材なのか黄色い壁が四方を取り囲んでいて、その内の一方向には後から切り裂かれたらしい穴があります。その他にハエ人間のマスクやその他私物などが段ボールに詰められ雑に置かれてあります。ここを調べても特に何も出てきません。


 穴について、聞き耳成功で先から何か音、クリティカルで複数いるとわかります。失敗でわからない、ファンブルで誰もいないです。


 次の部屋には黒いゴミ袋が山積みされてます。


 中を調べるとファンブルで全部壊れて台無し、失敗で土だけ、成功で何やら土器の破片が、クリティカルで人骨が出てきて1D2のSANチェックです。


 次の次の部屋ではこちらに気がついてないハエ人間たち1D6体が地面を掘り返してなんか作業しています。


 更に次の部屋では明らかに何か、出土してます。歴史、考古学、人類学などで調べてファンブルならばぶち壊し、失敗でなんかあるなー、成功でここが邪馬台国で下手すると卑弥呼の墓かもしれないと気がつきます。クリティカルなら追加でビニールでパッケージされた手帳を発見します。


 手帳の持ち主はどうやらこ建物の工事に関わっていた人物のようで、作業中に出土したこと、出土したら役所に報告して調べてもらわないといけないこと、その間工事がストップすること、もしも重要だとわかったら工事できないこと、なので見なかったことにせよと上から指示があったこと、けど重要だとわかっているので苦肉の策としてそのまま残して上を建てたことが記載されてます。


 読み終わったころ、ハエ人間1D6(前の部屋ですでに無力化していたならその分を差し引いた数)と、『ハエトリソウ』が登場します。


「ふっざけんなよ。ここまで入れやがって、しかも殺すの俺か? 使えないハエどもめ」


 一方的な独り言吐き捨てていきなり戦闘となります。


 ハエトリソウが戦闘不能になると遠隔でトイレの爆弾を起爆、地上で第一の爆発でガス管に穴が空き、何も処理していなければ五分後に爆発となります。


 戦闘不能のハエトリソウを調べる場合、ファンブルでトラバサミが発動して調べた探索者に1D8のダメージ、失敗で何も出ず、成功で『外への鍵』と『事務所への鍵』が、この鍵にはそれぞれ名札がついているのでどこの鍵かは一目でわかります。そしてクリティカルならば追加で『爆弾のリモコン』が出てきます。使用には機械かINTで判定、ファンブルで即起爆、失敗で壊れ、成功でタイマーリセット、クリティカルで解除です。なお、リモコンには『PWC』のロゴが入っています。

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