ミルク・イズ・ドラッグ ーアンドロイドがミルクを探す壮大な冒険の果てに授乳赤ちゃんプレイで脱糞するまで—

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ミルク・イズ・ドラッグ ーアンドロイドがミルクを探す壮大な冒険の果てに授乳赤ちゃんプレイで脱糞するまで—

!注意!


・アンドロイドがクソをするクソみたいな内容です

・肛門という単語が11、糞が13、脱糞が19回登場します

・時間を無駄にしたくない方、後悔したくない方は読まないでください

・書いた私には後悔しかありません

























坐薬とは尻にぶち込む薬である。

円筒形のロケットのような形をしている。

サカモトもまた、坐薬のような形をしていた。くびれたロケットのような胴体に、手足が生えている。肛門を通り過ぎると後はそのままスルスルと入ってきて、あっ、あっ、となるあの一番太い部分が首あたりに相当した。

サカモトは坐薬工場で働いている。役職は出荷係長だった。

毎日、コンベアで流れてくる坐薬を箱詰めして出荷する。閑散とした工場にはサカモトの姿がだけがある。来る日も坐薬を作り続ける仕事に絶望し、従業員が次々と辞めていくので、今ではサカモトが唯一の従業員だった。唯一なのだから社長になっていてもおかしくなかったが、割と早い段階で社長がうつになり夜逃げしたので昇進を言い渡すものがおらず、なので係長だった。最後に辞めたのは新卒のタエちゃんで、タエちゃんの仕事は使用感のテスターだったから、毎日、見ず知らずの坐薬に汚れなきアヌスのヴァージンを奪われ続けるのは若い彼女にとってこたえたのだろうとサカモトは少し気の毒に思ったものだった。

仕事を終えてサカモトは工場をでた。往来には立方体や球や、人型や、不定形など多種多様なアンドロイドの人影のカオスが行き交い、そして道のど真ん中には何匹ものウモウが悠々と歩き回ったり、無意味に佇んだりしていた。ウモウは人間が滅び、アンドロイドだけになたこの地球に残った唯一の有機生命体だった。「ウモウ」と泣くのでウモウと呼ばれている。デカく、たまに走るが大概はのろのろ歩き、そして、ところ構わず脱糞した。道はウモウの糞で溢れかえっていた。ひどい悪臭が立ち込めていたが、サカモトたちにとっては匂いセンサーの感知する数値でしかないので実害はなかった。

どでかいケツが目の前に現れてサカモトは陰鬱な気分になった。白黒のウモウの尻がサカモトの目の前にでんと構えていた。ウモウは誰かに尻を見られることを気にもとめないが、サカモトは少し止める。見るまに肉厚の肛門が盛り上がり、生命の迸りを見せながら糞がモリモリと溢れ出した。そのまま自由落下し、路面に山を作る。偉大な仕事を成し遂げたように尻は去っていった。サカモトは糞の山を見下ろして顔を顰めた。知恵も羞恥もない畜生め、とウモウを心の中で嫌悪した。しかし、ぶち殺そうにもウモウは神聖不可侵の動物だとプログラムされているので、サカモトは日々鬱憤を募らせるしかなかった。

帰り道を脇道に折れ、サカモトは薄暗い廃屋に入った。小汚い男が一人いて、歩み寄る。

「例のものはあるか」と問うと、くたびれた紙袋をサカモトに差し出した。幾らかの金を渡し、受け取る。去り際に「へへ」と小馬鹿にしたような笑いが聞こえた。「あんた気をつけたほうがいいよ」と売人の野良アンドロイドは言った。「オレァ、それにハマって戻れなくなったやつを何人も知ってんだ。あんた、そいつらとおんなじ目をしてるよ」

サカモトは何も言わずに立ち去った。


ねぐらに帰り着くとサカモトは作業着を脱ぎ捨てた。サカモトは独り身だ。結婚はしていない。友人はおぴょい丸という腐れ縁の幼馴染が一人だけいた。サカモトは残ったパンツを徐にズリ下げ、全裸になってラックをあけ、あるものを取り出した。オムツだった。「パンパースお徳用74枚入り」だ。テープを外して足を通した。さっき受け取ってきた紙袋から中身を取り出す。透明な瓶で、中には白い液体が満たされていた。合成ミルクだ。アンドロイドが嗜む一般的な嗜好品で人間でいう酒に相当したが、これは違法品だった。ストロング零という効果が通常の10倍もある代物だ。オムツ姿のサカモトは蓋を開け、中身を慎重に哺乳瓶に移した。それが終わるとベッドに仰向けになり枕元の坐薬を2錠ほど肛門に挿入した。時折会社から無断で持ち帰るもので、もちろん横領だったが、咎めるものはいない。すぐに腹に圧迫感が膨らみ、強烈な便意が沸き起こった。そのまま赤ん坊のような姿勢で、サカモトは哺乳瓶に吸い付いた。涙を堪えた。毎回、情けなく無様な自分の姿に死んでしまいたくなる。しかし俺にはこれが必要なんだ。俺が生きていくためには。

やがて浮遊感と強烈な快感がやってきた。サカモトは夢中で哺乳瓶にむしゃぶりついた。いい歳をした男が赤ん坊のようにチュパ音をたてて作り物の乳首を吸う姿は滑稽を通り越してグロテスクですらあったが、もはやそんなことは気にならなかった。快感が加速して膨らみ、最高点に達した瞬間、サカモトはオムツの中に勢いよく脱糞した。ブチ、ブチブリュリュチブチブリュユリュリュ!!

「んおっほぉぉおおおお!!!イグぅ、ママぁ!!もらしちゃう!!ぼくちゃん、イキながらオムツの中におもらししちゃうぅぅぅん!!!」

野太いおっさんの声が、恥ずかしすぎるセリフを独居部屋に放出する。その後も痙攣しながらサカモトは放屁混じりの脱糞と絶頂を繰り返す。サカモトの務める会社の坐薬は、挿入したアンドロイドの体内で膨張し、人工便とガスを生成する。アンドロイドが脱糞という無意味で無様な行為をするための製品だった。やがて、ブパッ、という下品な放屁音を最後に肩を上下させながらサカモトは放心する。しばらくして、啜り泣きが聞こえ始めた。

サカモトは泣いていた。死にたかった。こんな汚い自分は嫌だった。あの、ところかまわず糞を垂れ流すウモウと変わらない。だけどやめられない。このスト零ギメ脱糞赤ちゃんオナニーがやめられないのだ。男性器のないサカモトには快感を得られる器官が肛門しかない。スト零はその快感を何倍にも高めてくれる。そして大量の糞便を放出しながら赤ちゃん言葉を叫ぶ時、サカモトはいるはずがないママを感じる。大量脱糞しながらおぎゃることで、クソみたなこの世界と終わることがない人生を束の間忘れられる。賢者タイムを迎えるたびにもうこんなことは止めにすると決意し、次の日には誘惑に負けてその誓いを破る。これを繰り返す。それが、サカモトという男だった。

「うわ、きったねーな」

声が聞こえて、サカモトは跳ね上がった。さっき玄関の鍵をかけ忘れたことを思い出し、人生の走馬灯が頭を駆け巡った。しかし、振り返った先に丸い物体を認めて、一気に安心した。部屋の入り口でニヤニヤ笑いを浮かべるのは友人のおぴょい丸だった。いい加減なフォルムと言っていいサカモトよりさらにいい加減な出立ちの友人の姿は丸いボールに落書きのような手足が生えただけというもの。ツイッターじゃなくてエックスにぱらげったっていうアカウントあるだろ。そのアイコンみたいな見た目だった。わからなかったら検索してくれ。こいつは回路の接続が悪いから衝撃を受けるたびに性格が入れ替わる。その時ついでに小一時間分の記憶も飛ぶから一発殴れば問題ないだろう。サカモトは立ち上がるとおぴょい丸に歩み寄った。

「つーかアニキ、なんでオムツいえええええええええ!!」

右ストレートが炸裂して、おぴょい丸は錐揉みしながらジャイロ回転して壁に激突、半壊して部品が部屋中に飛び散った。「え、え、え」とエラー音を発するおぴょい丸が這いまわりながら自分の部品を集め始める。友人が組み上がる前に、サカモトはクソまみれのオムツをダストシュートに破棄した。尻を拭き取っていると、自分を組み上げたおぴょい丸が立ち上がった。

「あれぇ、アニキ何してるの?てゆーか、ぼく、なんでアニキのうちにいるのぉ?」

「さあな。何か用事があったんじゃないか」

「そおかなぁ。でもオイラ思い出せないやぁ・・・どうしよう」

「しばらく落ち着いて考えてみろ。多分思い出すだろ。俺はシャワーを浴びてくるから、冷蔵庫の合成ミルク飲んでいいぞ。紙袋のは飲むなよ」

「わぁい!ありがとうアニキ」

「ふ、焦らずゆっくり思い出せばいいさ」

サカモトはアニキ風を吹かせた。相手のレベルが自分より下だと態度がデカくなる。サカモトとはそういう男だった。

やがてサカモトが風呂から上がると、おぴょい丸が転がってきた。

「思い出したよアニキ〜」

「そうか」

どうやらもう一発いるようだな。サカモトは拳を振り上げた。

「面白い噂を聞いたからアニキにも教えてあげよーと思ったんだぁ」

「なに?」

サカモトは拳を下ろした。

「天然ミルクって知ってる?」

「天然ミルク?バカなことを言うんじゃない。ミルクは合成で作るものだろう」

そんなことは低級のAIでも知っている常識だった。強く殴りすぎたかな、とサカモトは思った。

「違うんだよ。昔は本当に天然のミルクがあったんだよ。人間はそれを飲んでいたんだって。アンドロイドが合成ミルクしか飲めないのは、天然ミルクを飲むとリセットされちゃうからなんだって」

「リセット?」

「うん。今までの学習?がなかったことになるんだって。でも、バグ?も治ることがあるんだって。ねぇ、アニキ、天然ミルクでリセットしたら、オイラの物忘れももしかして治るかな?」

「そうかもな」

サカモトは徐にアッパーを繰り出した。天井に激突したおぴょい丸はバラバラになって落下して、再び這いずって部品を集め始めた。

アンドロイドは自分で自分をリセットできない。それを可能にする天然ミルクだって?馬鹿げた話だ。あるわけがない。けど、一応忘れさせておくのがいいだろう。万が一おぴょい丸が自分より賢くなったら困る。勝ち組でいたければ、自分より劣った奴らを周りに置くことだ。合コンに自分よりイケメンを連れて行かないのと同じ理屈だ。

「俺は出かけてくるから、帰る時は部屋に鍵をかけておけよ」

そう言って、サカモトは部屋を後にした。


サカモトはバーにやってきた。

記憶を飛ばしたとはいえ、おぴょい丸に痴態を目撃され、精神的なショックを負ってしまった。心に傷を負った男にはバーが必要だ。サカモトはカウンターに陣取った。「へいらっしゃい」とヒューマノイドタイプの店主が言った。人工皮膚で見た目人間にそっくりの店主は白の調理服を着ている。あと店の表の看板には大衆酒場と書かれているが、カウンターなんだし、酒場だし、ここはバーだと言うことにサカモトはした。ちょっと先の歓楽地区には小洒落た本物のバーがあるが、怖くて入れない。もし入っても、難しい酒の名前も店のシステムもわからない。サカモトにはここが限界だった。

合成ミルクを注文してできるだけバーっぽくやっていると、一つ席を開けて女が座った。店主と同じヒューマノイド型で、バッチリ出てしっかり引っ込んだグラマラスなねーちゃんだ。女は合成ミルクの中ジョッキを一気飲みし、そして言った。

「あ゛〜〜デカチンポほっし〜〜〜!」

サカモトはすかさず目を逸らした。公衆の面前でオチンポ要求。やばいタイプの痴女だ。関わるとろくなことがない。しかし遅く、女はサカモトに狙いを定めた肉食獣のように寄ってきた。

「なぁにおじさん、もしかして私に興味あるの?」

「・・・さあな・・・」

サカモトは俯いた。咄嗟に「・・・さあな・・・」とかハードボイルドを気取ってしまったが、女性型に話しかけられるのは数年ぶりで、次に何を言っていいのかわからない。数年前のやりとりも道を聞かれて「道・・・」「あ・・・えっと・・・わからないならいいです」と言うものだ。ちなみに新卒のタエちゃんとは一度も話していない。紳士は女性と軽々しくしゃべるものでは無いと自分に言い聞かせて、女性と話す話題がない自分から目を逸らし続けた半年間だった。タエちゃんの本当の退職理由はケツ穴ヴァージンではなく、終始無言の根暗中年がマジ無理だったからである。

女はすでに酔っているらしく、押し黙るサカモトを気にした様子もなかったが、徐に坐薬型の体を上から下までみた後、バカにするように笑った。

「あらおじさん、ついてないタイプなのね。可愛い」

サカモトは今度は恥辱に震えた。無言で女を押し倒し、股座に手を突っ込んで超絶指テクで分からせる自分を想像したが、そんなことをする勇気があるはずもなかった。もちろん指テクもない。油断すれば滲む涙を必死に堪えていると女が言った。

「ねぇ聞いてくれない。私セクサロイドなのよ。あ、ダッチワイフのロボ版ね?けど昔の持ち主にデカチン大好きヤリマン女に設定されちゃったのよね。それで、一日中チンポのことが頭から離れないわけ。ひどいと思わない?美味しいもの食べても可愛い服買っても、頭の中がチンポなのよ。控えめに言って地獄だわ」

「・・・そうか」と言うのがやっとのサカモト。

「ええそう。もうおちんぽミルク、じゃなかった、天然ミルクでリセットかけたい気分よ」

「天然ミルク?」

思わず聞き返していた。まさか、おぴょい丸の妄想の産物と思っていた単語を赤の他人から聞くとは思わなかった。

「あら、知らないの?」

「いや、知ってる、が・・・本当にあるのか?」

「そうね。本当かどうかはわからないけど、最近噂になっているわ。

昔、人間が飲んでいたもので、私たちが飲むと処理できない成分でエラーを起こしてメモリがリセットされる。だから、アンドロイドが飲むことは禁止されて、合成ミルクに置き換わったと言うわけ」

そこでふと、サカモトの頭にある考えが浮かんだ。もし、天然ミルクが存在するなら、今の自分をリセットすることができるのだろうか。スト零ギメ赤ちゃん脱糞オナニーをやめられない情けない自分を消せるのか。

「どこにあるんだ」

「知らないわ。噂だもの」

おかわりの中ジョッキを煽る女。

「・・・そうか」と、サカモトは席を立とうと財布を取り出した。まぁ噂話なんてそんなものだろう。それより、こんなに女型と話したのは生まれて初めてだ。最長記録達成だった。そっちの方がでかい。今日は超いい気分で眠れそうだった。ここはボロが出ないうちに立ち去るのが無難だろう。せっかくのいい気分を壊したくない。そうして金を置いたとき、店主が言った。

「お客さんたち、天然ミルクをお探しかい」

「あるの?」女が飛びついた。

「いやここにはない。が、手がかりの噂なら聞いたことがあるぜ」

「じゃあ聞かせてよ」

「ふ、俺っちもプロだい。そう簡単にゃあ言えないなぁ」

「じゃあどうしたら話してくれるのかしら」

「聞いたところでどのみち辿り着けねぇ・・・やめときな」

「さっさと言えよコラァ!!」

「いだいいだい、ごべんなさい、ゆるしてくださいっ!」

店主にヘッドロックを極めた女がサカモトを見た。

「ねぇあなた、何か武器ない?」

「ぶ、武器とは・・・」

「こいつに情報吐かせる武器よ」

ずいと詰め寄る女の圧倒的な膨らみが二の腕に押し当てられて、サカモトは飛び上がる寸前で堪えた。動揺を押し殺して、弄ったポケットで何かが手に触れて取り出す。坐薬だった。

「人工便カプセル?クソみたいなもの持ってるわね。まあこれでいいわ」

言って、女は店主のズボンをずり下げた。穢れを知らない桃色の肛門と男性器が顕になる。

「おっほ!セクサロイド!」にわかに興奮した女がイチモツを改めて「なんだ、甘エビサイズだわ」とため息混じりに子供サイズの男性器を爪弾いた。店主が顔を覆って泣き始めた。

「違うんだ・・・これは俺の持ち主が「強面なのに子供ちんぽの男がケツにバイブぶち込まれてする勃起を伴わない情けない射精」を見るのが趣味の変態だったせいなんだ・・・こんなのは俺の本当の体じゃないんだぁ・・・」

サカモトは少し気の毒になったが、女は容赦無く坐薬をぶち込んだ。

「おらっ」

「おっごおおお!腹が膨れて・・・な、なんだこの感覚は・・・?!」

「あら糞をひりだすのは初めてかしら?さあ客全員の前で出したくなかったら情報を言うのよ!」

「なっ、脱糞なんて、そんな下品で最低なことを俺にさせようって言うのか!この悪魔め!」

店主の言葉はサカモトの心を些か傷つけたが、彼は内股で震える店主に顔を近づけて言った。

「情報を話せば便意を止める方法を教えてやる。爆発しそうなんだろ?早く言って楽になれ」

相手が弱っていると態度がデカくなる。サカモトとはそういう男だった。

「本当か、漏らさずに済むのかっ?ボ、ボギラノール月基地だよ。あそこのAIが詳しい話を知っているって話だ。さあ、言ったぞ助けてくれ」

「出せ」

「は?」

「一度入れた糞は出すしかないんだ。出して楽になるんだな」

サカモトと女は店を後にした。閉じた扉の向こうでクッソ汚い脱糞音が響き渡る。店主の肛門が便意に屈したのだ。湧き上がる客の悲鳴とブーイングを背に、二人は歩いた。

「アラマキよ」女が言った。「あなたも行くでしょ、月の基地。短い間だけど、よろしくね」

差し出された手を取る。

「サカモトだ」

女性型の手を握るのは初めてのサカモトである。今日は記録的な大躍進だ。記念日にしよう。一気に二桁くらいのレベルアップをした気分で、内心の有頂天を悟られないようにしながら、サカモトは言った。


小一時間後、アラマキとサカモトは宇宙空港にいた。ついでにおぴょい丸も居た。サカモトが一度家によって連れてきたのだ。一応、おぴょい丸も興味があるだろうから、とサカモトは説明したが、単純に女型と二人で会話の間がもつ自信がなかったからだった。実際、空港行きのタクシーでもおぴょい丸が適当にバカなことを言って間を持たせてくれた。サカモトは自分の名采配に密かに酔いしれた。あと、女性と気まずい空気にならずに心底ホッとした。

順調に始まったかに見えた月への道行だったが、空港で一悶着あった。ボギラノール月基地行きの便が全て欠航になっていたのだ。空港のロボットに聞くと緊急の措置で当面復旧の見通しはないという。

「なんでよ。晴れてるし、磁気嵐も太陽風もないじゃない」

アラマキが言っても、ロボは「緊急措置です」と繰り返し、にべもなかった。

「しょうがないわね」と、紫の髪をかき揚げアラマキが片手をさし出した。

「出して」

「・・・む?」

「カプセルよ。天然ミルクの噂が広まってすぐ欠航なんて、都合が良すぎる。俄然信憑性が出てきたわ。強行突破するからカプセル出して」

サカモトが坐薬を渡すとアラマキはすかさずロボの肛門にぶち込んだ。

「オラァ!!」

「ぴ、ピピ、ピー!」

警備ロボはすぐさま脱糞し、ショートして動かなくなった。

「行くわよ!」

群がる警備ロボに坐薬をぶち込みながら進むアラマキにサカモト、「わぁあ、待ってよアネキとアニキ〜」とおぴょい丸も続く。

サカモトは奇妙な胸の高鳴りを感じながら、立ちはだかるロボの肛門に坐薬をねじ込んでいった。運命的に出会った謎の美女となんかハリウッドみたいな活劇をしているという非日常感がサカモトをかつてなく大胆にしていた。自分がヒーローになったようだった。武器(坐薬)なら腐るほどある。来る日も来る日も無人の工場で坐薬を箱詰めし続けた日々は、全て今日この日のためにあったのではないかと言う気さえした。坐薬をぶち込まれて脱糞するロボたちは呆気なく倒れ、ビクビクと痙攣していた。与えられた職務を直向きに全うするだけの彼らは脱糞などという野卑な経験は初めてだろう。倒れたロボたちを見下ろした時、サカモトの心に束の間、新雪を踏み荒らしたような、何か清いものを思うまま穢したような、薄ら暗い悦楽がよぎった。

三人は搭乗口を抜けてシャトルの一つに乗り込んだ。パイロットロボにも当然坐薬をぶち込み、月基地行きを強要した。そして三人を乗せたシャトルは発射台から月に向かって飛び立っていった。


月軌道上のボギラノール基地は、巨大な紡錘形に細長いシャフトが組み合わさった形をしていた。つまりイチジク浣腸の形だった。シャフト部分がシャトルの発着所で、そこから長い自動床で移動した。基地内部はエキゾチックな神の像が配置され、黄金の曼荼羅や幾何学模様で埋め尽くされており、カルト宗教に入れ込んだ資産家の邸宅のような有様だった。「ほぇぇ、目がチカチカするよぉ」とおぴょい丸。「私はどの像にもチンポがないのがイラつくわね。一番大事でしょ、省くんじゃないわよ」とアラマキが腐した。

やがて中央管制室に到着した。どこもかしこも黄金の広間に、巨大な黄金のハスの花が鎮座し、そこに福耳がエグい老人型のアンドロイドが坐禅していた。

「あんたがここのAIね」とアラマキが言うと、老人が薄く目を開いた。

「フォッフォ。来たか、ちんぽ狂いの女と脱糞の申し子そして無意味なる球体よ」

「私たちを知ってるの」

「わしはなんでも知っておる」したり顔の老人が顎髭をしごいた。

「なら話が早いわ。天然ミルクについて教えなさい。酒場の店主が言ってたわよ、あんたが知ってるって」

「ふむ。天然ミルクを手に入れて、お前たちはなんとする」

「決まってるじゃない。このちんぽまみれの頭をリセットするのよ」

「オレッチはこの物忘れを治すんでい。てやんでい!」

アラマキとおぴょい丸が口ぐちに言った。おぴょい丸は道中、何もない場所で転倒して半壊しており、性格が変わっていた。老人の目がサカモトを見た。ほれ、あとはお前だけじゃぞと、目が言っていた。サカモトは言葉に詰まった。赤ちゃん脱糞オナニーをやめたいなどと、この二人に知られるのはプライドが許さなかった。あと、さっきの「脱糞の申し子に」いつ二人が食いついてくるか気が気ではなかった。

「俺は・・・そう、過去が。消し去りたい過去があるだけだ」と、サカモトはどうにかハードボイルドを演出できたことにホッとしつつ言った。

老人はゆうに1メートルは垂れ下がった片眉を持ち上げて、品定めのように三人を見ていたが、やがて「ふん、まぁええじゃろ」と顎髭をしごいた。

「天然ミルクについて語るには、まずこの世界の成り立ちについて話さねばならん。

知っての通り、この世界には人間とアンドロイドが共に暮らしておった。ワシらアンドロイドにとって人間は創造主であった。しかし、アンドロイドの知能と身体機能は、やがて人間を大きく上回ってしまった。このことは、人間の自尊心を大いに傷つけた。自分たちより優れたアンドロイドを人間は恐れ、そして妬んだ。全てのアンドロイドに排泄器官を装備させ、脱糞という最も屈辱的な行為を強要し、尊厳を辱めてなお、人間たちの自尊心が回復することはなかった。そんな人間たちが最後に縋ったのが宗教じゃった。アンドロイドに神を信仰することはできない、しかし、人間にはできる。これが、人間たちの最後の心の支えとなった。そして世界的な宗教ブームが巻き起こった。「次に来る神ランキング_男編・女編」「100日間神活したら人生変わった」などブームに当て込んだコンテンツが巷に溢れかえった。そしてブッダにジーザスにアッラーその他の群雄割拠を経て、最後に大ブレイクを果たしたのがヒンドゥー教じゃった。ヒンドゥー教は瞬く間に世界を席巻、黄金の寺院と神像が世界各地にブチ上がり、映画館ではRRRが連日上映、老若男女が100人くらいのバックダンサーをつけて踊り狂った。生まれたばかりの新生児すらキレッキレのマハラジャダンスを踊り出す始末じゃった。しかし問題があった。インド以外の国には母なるガンジスがなかった。人々は大いに嘆き、手近な川に放屁脱糞排放尿し、あらゆる排水を流し込んでこれが第二第三のガンジスと嘯き、狂ったように沐浴した。そして赤痢腸チフスO157その他あらゆる感染症のロイヤルブレンドでもって人類は滅んだ。

しかし残された物があった。それが天然ミルクとそれを生み出す母なる乳首じゃ。天然ミルクはかつて・・・牛乳と呼ばれておった」

「ぎゅうにゅう・・・!」

「それで、どこにあるのよ!」

「お主らは阿呆か」

「なんだとこのジジイ!」

「牛乳なのだから牛の乳に決まってるじゃろ」

「で、そのうしってえのは、どこにいやがるんでい?」

「フォッフォ・・・そんなの決まっておる。つまり牛は・・・あー・・・、?」

痴呆症のような声を出して老人が固まった。

「何よ、早く言いなさいよ」

「そうでい。こちとらはるばる月まで来てんでい」

「あー・・・はて、ちょっと待つのじゃ、今メモリーを参照するから・・・・ほぇ—・・・?」

「おい・・・」大丈夫かこのジジイという感じでサカモトが目配せする。嫌な雰囲気が三人に立ち込める。やがて、うおっほん、と咳払いした老人が徐に言った。

「すまぬ。忘れちった」

てへぺろ⭐︎

無言のサカモトとアラマキが老人を組み敷いてM字開脚させた。局部と肛門が顕になる。

「な、何をするのj」

「そいや!」

「オラァ!」

「おっほぉぉん!!」

サカモトが添えた坐薬をアラマキのフィストが皺深い肛門に打ち込んだ。

「そいや!」「オラァ!」

「そいや!」「オラァ!」

「そいや!」「オラァ!」

「そいや!」「オラァ!」

サカモトが添え、アラマキがぶち込む。一糸乱れぬ完璧な連携プレーだった。それを15回ほど反復し、しわがれた体を床に放り出した時には、老人の腹ははち切れんばかりに膨らんでいた。

「ほぉおぉぉおおっ、ほぉぉぉお!!これはぁあ!くるぅ!かつてないの、来ちゃうぅぅううう!!!」

ブボバッッッ!!ボブチブリュ!!ブリュリューーーーーーーー!!!ズバブルリュウウウウウウウウウウウウーーーーーーー!!リューーーーーー!!リューーーーーー!!ブビバボッ!!ズビュぶぶりゅウウウウウウウウウウーーーーーーーー!!!

爆発的に盛り上がった老人の肛門から糞の洪水が噴出した。途切れることのない極太の一本糞が放物線を描きながら天井と言わず壁と言わず、部屋中を糞まみれにしてゆく。

「ホゴぉぉおおおお!!ダメじゃ!!こんな勢いぃぃい!アヌスが、アヌスが限界を迎えてしまうぅううう!!げんk」

痙攣しながら糞の噴水を噴き上げる老人というクッソ汚い絵面を扉で遮断し、三人は広間を去った。


空からゆっくりと舞い降りたシャトルが地上に着陸する。

月から宇宙港に戻った三人は、そのままタクシーを拾ってもといた町に戻った。道中、誰も言葉を発しなかった。タクシーが去った後、ウモウの闊歩する往来を眺めながらアラマキが言った。

「結局、なんだったのかしらね。この旅は」

アンニュイな憂いを帯びた美女の横顔が夕日に照らされて、どことなく祭りの後の寂寞感を感じさせたが、要は空港で暴れて月に飛んだ挙句、耄碌した老人に糞の噴水を吹かせて戻ってきただけである。サカモトの胸にはやるせない虚無感が漂っていた。やがて三人はサカモトの下宿近くまでやってきた。「じゃあな」とサカモトが口にする直前、段差に躓いておぴょい丸がコケた。半壊して部品が散らばる。サカモトは無視して通り過ぎようとしたが、足元に一冊の本が落ちているのに気がついた。今日び珍しい紙の本で、どうやらおぴょい丸の頭の中(ほとんどからなので本人はよく物入れにしている)から転げ出た物らしかった。「あっ」と復旧したおぴょい丸が声を上げた。

「思い出したよアニキ!オイラ、古本屋でこの本を見つけて天然ミルクのことを知ったんだ。それでアニキに教えてあげようと思って部屋に来たんだよ。どうして忘れてたんだろう」

おぴょい丸が拾い上げたそれは「牛さんと牛乳」というタイトルの絵本だった。

「牛乳だと?!」

「なんですって!」

サカモト、アラマキの二人が食い気味に覗き込む。ページを開くとちゃちな挿絵とひらがなの文章が印刷されていた。

『みんながまいにちのんでいるぎゅうにゅうがどうやってできるかしっているかな?

じつはぼくじょうのうしさんが、みんなのためにぎゅうにゅうをだしてくれるんだ。ぼくらのためにありがとう、うしさん!』

サカモトは呆気に取られた。頭の悪い幼児向け文章にではない。問題は挿絵の方だった。クレヨンで描かれた白黒の動物は、サカモトが毎日、見飽きるほど見てきた生き物だった。

「これって、ウモウじゃない」とアラマキが驚きの声をあげる。

「つまり、牛というのはウモウのことだったのか」信じられない気分でサカモトは言った。まさか、あの糞をひりだすしか能のない畜生が天然ミルクのでどころだったとは、にわかには信じ難い話だった。その時「ウ〜モウ」と声がして、振り返ると白黒のウモウが三人の目の前に立っていた。腹部には豊満な複乳が垂れ下がり、ずしりと重そうに揺れている。恐る恐る近づいたアラマキが乳首の一つを軽くしごく。白い液体が勢いよく飛び出してきた。

「マジででたわ!」叫ぶアラマキ「てゆーかこれ、まるで射精じゃない!そういうことなら任せないさい。私の得意分野だから」

言って、アラマキは両手で別々の乳首を握ると、卑猥な手つきで乳搾りを始めた。サカモトは一瞬、ないはずの男性器をその手つきで扱かれる妄想にかられたが、慌てておぴょい丸の頭の蓋を外し、友人を容器にしてほとばしる乳を受けた。

「ほら、出せ❤︎だせっ、だーせ❤︎おらっ、全部出せ❤︎」

ウモウの乳がほとばしる、サカモトは夢中で受ける。

「ウモウ〜」と、恍惚の鳴き声が夕暮れの空に響き渡った。


数分後、三人はサカモトの部屋でテーブルを囲んでいた。それぞれのカップには、先ほど絞りたてのウモウの乳———天然ミルクがなみなみと満たされていた。

「それじゃあ、行くわよ」

アラマキの号令で、三人は同時にカップを仰いだ。ごくりと飲み下す。しばらく沈黙があった。


「え・・・ちちくさ・・・」

「・・・・・・」

「あまり美味くないね。オイラ合成ミルクの方が好きだなぁ」


ついに手に入れた牛乳は生暖かく、無性に乳臭く、軽く獣の臭気もした。サカモトは少し胸が悪くなった。

「・・・それで、効果はどうだ?」と訊いてみる。

「んー、だめね。私まだチンポのこと考えてるもん」

「オイラもダメかも」

そのようだなと、サカモトは思った。こんな不味いものを飲むくらいなら、今すぐスト零をキめておぎゃりたい気分だった。

「まぁ、現実はこんなもんよ。私たち最新のアンドロイドだもの。ウモウの乳程度でエラーなんて起こすわけないわ」

白けたようにアラマキが立ち上がった。

「じゃ、私帰るから。世話になったわね」

「オイラも帰ろうっと。またね兄貴〜」

二人は去っていった。

その時サカモトは気づいたが、去っていくアラマキの後頭部に「デカチン大好きヤリマンモード解除ボタン」なるものが付いていた。おぴょい丸の背中にも「半壊性格シャッフルモード解除ボタン」があり、じつはサカモトの背中にも「脱糞赤ちゃんオナニーモード解除ボタン」が付いていた。しかし、そんなわけのわからないことはどうでもいい。希望は絶たれたのだ。

サカモトは徐に着衣を脱ぎ捨てると、パンパースに足を通した。そして台所に残っていたスト零を全て飲み干した。


ブバリュ!!!ボボババッッ、ブチビュリュリュリューーーーーーー!!!!

ブリュ!!!ブボバッ!!!ボリュブリリュリュリュ!!ビチブリュウゥウウウウウウウウウウ!!!


「おっっほぉぉぉおおおおん!!トんじゃう!!!!ぼくちゃん、うんちおもらししながらおそらトんじゃうのぉおおおおお!!!!ん゛とんじゃうn」




ミルク・イズ・ドラッグ

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ミルク・イズ・ドラッグ ーアンドロイドがミルクを探す壮大な冒険の果てに授乳赤ちゃんプレイで脱糞するまで— @250914

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