40歳になった今だから沁みる、主人公の生き方

最初は、ちょっと海外の歴史ものっぽい雰囲気があって、実はあんまり得意じゃないジャンルかも…と思いながら読み始めたんですけど、気づけば夢中になって一気に読んでしまいました。というか、半日で読了してしまうくらいハマってました…!

特に心に残ったのは、主人公の生き方に自分の人生が重なったところです。
  
20代の頃には見えてなかった景色や感情が、30代、40代と年を重ねていくなかでじわじわと共感できるようになっていて──
  
自分自身がキャリアを極めてきたわけではないけれど、気づけば周囲は結婚していて、自分だけが社会の中で取り残されたような気持ちになっていたり。
  
それでも前を向いて、淡々と、誠実に頑張ってきたことが、結果的に人を助けたり、誰かに感謝されたり、祝福されたりする未来に繋がっていた、という展開が本当に沁みました。
  
そしてやっぱり、あの「10年片思いしていた相手との結婚」──
  
お互いがどこかウブで、不器用で、でも確かに惹かれ合ってるあの恋愛パート。
  
思わず、キュンキュンしながら読んでました…!笑
  
あと、ただの恋愛や歴史ものにとどまらず、新しい土地で、町を復興させていくというテーマもあって、読んでいてどんどん希望が湧いてくる感じがあったんですよね。
  
「私にも、まだ新しいことができるかもしれない」って思わせてくれるような、前向きなエネルギーをもらえた気がします。
  
出てくる登場人物たちも、それぞれが魅力的で、かっこよくて、やさしくて。
  
最後まで読んだときには、ほんとうに清々しい気持ちになりました。
   
ドラマ化するなら誰が主演かな…なんて妄想までしてしまうくらい、世界観に浸れた作品です。
   
正直ここまでおもしろいと思ってなかったので、いい意味で裏切られました。
   
続きがあるなら、早く読みたいです!