この作品は、天使界と地獄管理界という壮大な世界を舞台にしながら、そこに暮らす者たちの恋や友情を親しみやすく描いた物語です。
特に印象的だったのが、アスタロトがウリエルの美しさだけではなく、幼い魂たちに優しく接する姿を見て、彼女の本当の魅力に惹かれているところです。普段の二人の軽快なやり取りとは違う一面が見えることで、長い間想い続けている理由にも自然と説得力を感じました。
また、人間を愛したアスタロトの姉が、永遠に近い存在であることを捨て、愛する人と共に年を取る道を選んでいるところも印象に残ります。
単なる天使と悪魔の恋愛物語ではなく、立場や種族を越えて「誰かを本気で想うこと」を描いているところが、この作品の魅力だと思います。舞踏会を巡る恋愛に加え、天界の裏切り者を巡る謎も動き始め、物語にも広がりを感じました。
序盤までの紹介となりますが、天使や悪魔を題材にした恋愛ファンタジーが好きな方にはおすすめの物語だと思います