　今週気付いたこと。食欲ってすごい。

　新型コロナに罹った。一年ぶり、二回目。多分先日の文学フリマ大阪旅行でもらってきたヤツだと思う。

　今週火曜に「なんかちょっと喉痛くて、だるいな……」と思いながら夕食を二回食べるという暴挙に出ていたら、翌日には三十八度を超える発熱。さすがにおかしいということで、近所のかかりつけ医に相談してみたら、検査をすることに。

　鼻の奥に長い綿棒を入れられて擦り付けられるやつ。あれが痛いのなんの。もう何度もやってるから慣れてるもんだと思ってたんだけれど、一年ぶりってなるとさすがに辛いらしい。

　綿棒を回収して主治医が隔離部屋から出て行って二分もしないうちに、看護師さんが帰ってきた。「コロナですね」と。「あー、そうですか」と出ない声で返す私。

　風邪薬と解熱剤をもらって、家に帰ってすぐに飲んだ。

　熱はすぐに下がった。熱は。世間で言われているほど喉も痛くない。ただ、木曜に入って息苦しさと咳が出てきた。

　これがとにかく辛い。常に息苦しいなぁと思いながら生きている。

　そんな中でも食欲だけはどうにもなくならない。なくならないどころか、なんならいつもよりある。

　火曜に爆食したのは、発熱に備えてのことだったんだなとふと思った。発熱は体力を多く持っていくから、その分のエネルギーを貯めておこうとした体の防御反応だったんだろうな。

　これから炊き込みご飯と豚汁を暴食しようと思う。いやぁ、食欲って偉大だ。

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