第2話 — 行間と見えない花
彼女は、自分の不安や夢について語ってくれた。
その表現の仕方に、少し驚いた。
彼女の言葉には、たくさんの「魔法」が宿っていた。
心の中で思った。
医者ではないけれど、サインは分かる。
偶然でも、僕のところに届いたなら…支えたい。
だから、彼女の「ファンタジーの世界」に入ってみた。
彼女の目を通して、何が起きているのかを理解しようと、僕も一緒に空想を始めた。
彼女は言った。
「えっ、私の言葉があなたに届いてるの?…嬉しい。
信じて生きるって、簡単そうに見えて、難しいよね?」
僕は答えた。
「確かに、ずっと信じ続けるのは難しい。
でも、あなたが信じてる姿を見ると…僕も信じ続けたくなる。」
その言葉に、彼女はまるで爆発するような喜びを見せた。
その反応の意味をもっと深く理解しようとしたけれど…本当に分かったのは、少し時間が経ってからだった。
その時、彼女からのメッセージが一時止まった。
僕は彼女のSNSを見てみようと思った。
きっと「見えない層」があるはずだ。
そして、ある投稿で彼女はこう宣言していた。
精神疾患を抱えている、と。
驚きはなかった。
むしろ…99%の確信がすでにあった。
その瞬間、彼女のことをもっと知りたいと思った。
彼女自身が気づいていないような、メッセージの「行間」にあるものを読み取りたかった。
彼女の思考の描写はとても自然で、 語られる内容が、まるで映像のように浮かんできた。
彼女は言った。
「現実で恋愛物語を生きるって、信じられる?
そんなこと考える私は、夢見がちすぎるのかな… あなたは、信じる?」
恋に落ちやすい僕は、こう答えた。
「恋愛物語…信じてるよ。
強く願えば、宇宙が味方してくれることもある。」
迷わずに、そう返した。
数分後、彼女からまたメッセージが届いた。
「あなた、本当に私の言いたいことを分かってくれてるの?
身近な人たちは、分かってくれない。
私が生きてきた過去は…まるで“時代”だったように感じる。」
彼女の言葉の裏にあるものが、少しずつ見えてきた。
僕にとって、それは「助けて」という声に聞こえたけれど…
実際には「本当の自分を見てほしい」という願いだった。
社会的な仮面も、余計な判断もいらない。
ただ、受け入れてほしいという気持ち。
その時にはもう、僕は彼女の物語の続きを見届けたいと思っていた。
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