18日目   運命の競り!

 ふう、野菜、たくさん売れたなぁ、後もう少しで競りが始まる。

 正直、今日売った野菜、市場で売ったら1つでも結構な値段

するらしい、初めて知ったわ。売れた値段は、合計1000ルト。日本円で1000万、でかい。



さて、競り会場に移動してきたけど、どうしよう、持ち金

合わせて、5000ルトしか持ってきてないし、これで足りるのかな?まぁ、最悪、大ちゃんだけでも、取り返せば良い。


—さてさて、皆様方、今回もやってまいりました。記念すべし、第10回コンテスト!今回の締めには、最高品質の物を取り入れてますよ〜!

 その言葉で会場の歓声が湧き上がる。なんて馬鹿馬鹿しい。

さっさとこんな事やめればいいのに。


—まず1品目、なんと若くて、人の子だ〜!これは、250から受け付けますよ〜?

—300!

—350!

—500!

—500出ました!次に出る人はいないのか?!、、、500で落ちました!


—ついに2品目、なんと、スナーラ山脈から仕入れた、ウィンターウルフ!こいつは全魔王が使えますよ〜?これは、300から受け付けますよ〜。

—350!

—400!

—450!

このこ優秀、そう思ってたら手が上がっていた。

—7、750!

—7、750?!で、出ました!750です!これより上に出る者は、いないのか?!、、、750で落札です!

 と続いていき、ついに来た、私の目的。


—さてこれが、最終品目、健康状態の滅多に現れない精霊!その名も

 その言葉と共に、会場の歓声が、最高潮に達した。


—滅多に現れないから健康じゃなくても、高いのに、健康状態だと、?!これは何があっても買わねば。

 そんな声が聞こえた。買う?ふざけないで、私は彼女を取り返しに来たの、今の持ち金は、4250ルト。前に聞いたんだけど、こういう場に貴族が持ってくるのは、最高でも3000ルト、私の勝ちだ。

—これは、一生に一度の景品ですよ、、、!150から、受け付けますよ。

—150!

—200!

—250!

そんな声が聞こえてくる、でも様子見で

500!そういった

—500!500が出ました!他にいないのか!

—750。

静かにそう言った人を見た、貴族である。

さっきとおんなじ事を言っている。こうなったら最終手段、

—1000!

—1000!?1000が出ました〜?!、、、1000で落ちました、、、これにて、オークションを終わります、、、買い取った景品がある人あ、少々お待ち下さい、、、

 あ、焦ってる焦ってる、ま、そうか、いきなり競り市場一番の大金を叩いたんだから。




 私は会場の裏に通され、言われた。

—本当に買われるのですか、、、?

買いますよ?と伝えると、契約書を渡された。

—まず、こちらに1250ルトを置いてください。そして、こちらにサインを。

 契約内容を見た。契約主がやらかしたら、また野生に戻るらしい。此処でのやらかしとは、外部に言う事らしい。まぁ、私は言 うし、言ったとて大ちゃんは確定で私から離れる事は無い。

 だって、此処まで魔力のある者は今迄に見たことが無い、何より、人格にも惹かれたからね、と言ってた。

 だが、ウィンターウルフの方はどうだろうか?

「ねぇ、大ちゃん。」

なぁにぃ。

「ウィンターウルフと会話出来る?」

出来るよ、私は通訳すれば良いの?

「うん。」

—そして大ちゃんは、私達に魔法をかけた。





☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆

は~いもう少しで始まる文化祭が楽しみな作者でーす。


作者のワンポイント(?)アドバーイス!

主人公アイリスは基本的精霊や動物と話しているが、だいたい家か、自分で契約しないと、会話ができないぞ☆


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