電車内で本について熱く語っていた美少女が、僕が部長な文芸部に興味を持って見に来てくれる――というと、導入としてはよくある部活動ラブコメですが、この新入生にはどうやらクセがありそうで、主人公の僕には同級生の美人との過去の因縁がありそうで。
序盤からワクワクとさせてくれるような伏線がいろいろと張り巡らされていて、今後の彼らの人間関係がどう変化していくのかが、読んでいて非常に楽しみになってくる作品。
何よりコヨミちゃんが本当にかわいい!
かわいくてパワフル!
カナコヨが結ばれてからのイチャイチャもいいですね。
ラブコメの醍醐味ですね。
中盤で明かされる美矩さんとの過去の話は、創作についての問題に男女関係の諸問題も絡んできて、なかなかこう、うまく解決できるのか、読者としてハラハラしてしまいましたが……安心してください、ハッピーエンドですよ!
自分も文芸部の一員となったかのように楽しめるよい作品でした。
みなさまもご一読ください!
グイグイ来る後輩ヒロインは好きですかっ!?
数ある学園ラブコメ、その中で「せ~んぱいっ♥」とか甘い声で慕ってくれる後輩ヒロインが最高なのは言うに及ばず。本作はその後輩ヒロイン一本槍、頭から尻尾まで後輩でパンパン。彼女ときたら可愛くて、一途で、しかも、そのうえ……かなりミザリーです。
舞台は、とある地方の高校文芸部。春、三年の部長カナデは新入生の鼓詠(コヨミ)ちゃんと遭遇します。彼女はもう見学の時点からグイグイ来るし、そこで紹介されたカナデの小説にドハマり。そんでもうガンガン慕ってくれるわけですが、カナデは先輩としての立場や過去のトラウマとかもあり適切な距離感を保ちたい、当然ですね。ところが鼓詠ちゃんは猪突猛進、カナデの小説の鬱エンドを書き換えるよう怒鳴りこんでくる暴走機関車。カナデはそれはできないと説得しますが、コヨミーはそれなら文芸部らしく二次創作でハッピーエンドに書き換えると宣言。でもその鬱エンドの小説はカナデのこれまでの人生に基づいたものでもあるし……でも鼓詠ちゃんはグイグイ来るし、どうする、先輩としての立場!? どうする、過去のトラウマ!?(結論:ハッピーエンド)
本作のヒロインの魅力はこのあらすじ通り、鼓詠ちゃんの突破力。男の子がちょっと距離を空けてもグンッと急接近。その両眼は執着でメラメラ燃えて、まっすぐターゲットを見据えています。当然その目線の先にあるのはカナデ君の小説なんですが、恋人を選ぶ時に職人が顔より手を見られるように、小説家もまた小説を見られるもの。カナデの作品を熱烈に愛する彼女が辿り着く答えは自明です。むしろ物語からどんどん延焼して作者自身まで焼き尽くす彼女の熱情を、全身で浴びられる唯一無二の体験ができました。
愛といたわりに目覚めた令和のミザリーが、鬱エンドと好きな男の内心に真っ向かららぶつかり、解きほぐしていく。
この最高に可愛い後輩ヒロインの活躍をどうぞご覧ください!