主人公の住んでいる場所は、
田んぼしかない場所で帰り道が退屈とのことでした。
おそらく、こういう場所にある学校に通う子は、住んでいる場所も遠いので二キロくらい平気で歩くのでしょうな。
その間、本とか読もうものなら田んぼに落ちるし、
遅くまで遊んでから帰ろうものなら、暗くて田んぼに落ちます。
おっかない帰り道なんですな。
そして、こういう、退屈な帰り道を狙って都市伝説なんかに出てくる怪異も現れたりするもんですから、おっかないわけです。
主人公は、隣の女の子についつい「しりとり」をしようなどと提案してしまいます。
最初こそ普通のしりとりだったのですが……
田舎そだちには、やや身近に感じられるホラーにございます。
ご一読を。