シークレット
朝香るか
第1話 ひとの評価
人は全部さらけ出してはいけない。
言うことは選ぶ。
伝えることはもっと慎重に選ぶ。
紙で伝えることは、もっとも慎重にならなければならない。
相手の側に残ってしまうから。
人はなんでか嫉妬の感情が強い。
隣の芝は青いというけれど。
同世代と話していて疲れてしまう。
そんな意味でいったのではないのに。
きちんと、丁寧に言葉を重ねて説明する必要がある。
相手が受け取ってくれないことを考慮に入れつつ。
人は自分の人生を成立させることで精いっぱいだ。
人のことに関心を持たない。
自己開示は慎重にしないとマウントとか上から目線とかに変換されがち。
私は友人に理解してほしいだけだったのに。
人間は集団的な生き物で、
マウンティングとよばれる優位性を示す行動をしがち。
別にそんなに嫉妬にまみれた言葉をつかわなくてもいいのに。
せかいにはもっときれいな言葉が山のようにあるのに。
そんな陳腐な言葉でしか自己表現をしてくれない他人に失望している。
そんなに上からかな。
自分の中におごりはなかっただろうか。
彼女に話したことで救われたと思った自分の心は彼女に勝ったと思っていたかったからなのだろうか。
自分が困ったときに彼女だったらわかってくれそうだと思ってしまったのがいけない事だったのだろうか。
応援しているとかあなたの味方だよって言ってくれる人の方が嫉妬心とか敵愾心とかあおりがちな気がしている。
優しいといわれたいだけなのかなとか
私のことって見てくれていないよなって思いがち。
もう友達と呼べないのが悲しすぎる。
私に応援していると声かけしていった人が恨みを込めて私を見るのはなんでだろう。
頼ってはいけなかった。
頼り方を間違えていた。
もともと相談事をできる関係ではなかっただけなのか。
いきなり関係性が終わってしまったから。
反省としては結び付かなくて不完全燃焼なんだ。
ウェブサイトで発信することがいいかもわからない。
この文章も誰かを傷つけてしまうことがあるかもしれないけれど。
私は物書きなので。
書かないと自己を確立することも、存在し続けることもできない
非力な存在。
分かることは、女の友情はハムよりも薄い。
何度、失望すればいいのだろう。
本当に、私は利用されることが多すぎる。
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